お題「好きな画家は?行ってよかった・おすすめの美術館のエピソード」
幼稚園時代、通っていた幼稚園内で絵を習っていたかずさんです。
小学生まで、自分は絵が上手だと思っていました。
現に何度か表彰もされました。
しかしそれが、大人の真似が上手な、早熟な子どもであっただけにすぎなくて「絵の才能はない」ということに後々気付かされます。
勉強も、運動も、芸術系も、全てに秀でていた小学生時代は無敵でした。
しかしそれが、徐々に幻想であることが露呈していくことになります。
過去の栄光から脱却できないことで、自らの成長の機会を失っていました。
冒頭からまたまた余談が過ぎましたが、要するに私には絵の才能がありません。
当然、絵の良さなんて全くわかりません。
絵は好きですが、好んで美術館などに行くタイプではないのですが、嫁さんに誘われてSONPO美術館で行われている「山下清展」に行ってきました。
- TV番組「裸の大将」リアル視聴世代
- 貼り絵の魅力は写真や画像ではわからない
- 放浪先で書いたのではなく全て記憶していた!
- 何度も「おっ」と声をあげてしまった
- まとめ:誘われなかったら決して味わえなかった感動
TV番組「裸の大将」リアル視聴世代
昭和の時代に放映されていた、全国各地を放浪した 山下清画伯の実話を元に製作された国民的人気ドラマ「裸の大将放浪記」。
コンプライアンス的に、今の時代に地上波で放映するのは難しいかもしれません。
「山下清」という画家の名は、このドラマによって私の脳裏にしっかりと焼き付けられたのですが、肝心の「絵」の記憶は残っていませんでした。
嫁さんに誘われた私は、純粋に「山下清」という画家がどのような絵を描いていたのか知りたくなりました。
貼り絵の魅力は写真や画像ではわからない
山下清さんといえば、貼り絵が有名なんですね。
恥ずかしながら、それさえ知らなかったんです。
第二次世界大戦前の1923年生まれの山下清さんは、物資がない時代に育ったので、使用済みの切手などを使って貼り絵をしていたみたいです。
私に絵の批評などできませんが、貼り絵なので当然凹凸が出来ているわけです。
ものすごい細かな部分も、紙を貼って表現されているんですよ。
これ、まじで圧倒されます。
とても根気のいる作業です。
これは、写真などで観てもわかりませんよね。
絵を観て感動したの、初めてかもしれません。
放浪先で書いたのではなく全て記憶していた!
TVドラマの中で、放浪先で絵を描いていたシーンが出てきたかどうか、記憶が定かではないのですが、放浪画家というと放浪席でキャンパス拡げるイメージでした。
しかし、山下清さんは放浪先では絵は描かず、記憶していたと知ってびっくりしました。
記憶力がスバ抜けてよかったんですね。
たまにそういった特殊能力を持っている人っていらっしゃるみたいですね。
真っ先に、映画「レインマン」を思い出してしまいました。
この映画のトム・クルーズが一番好きです。
何度も「おっ」と声をあげてしまった
順路に従って絵を順番に観ていたわけですが、次の絵に目を向けた時
「おっ」
って何度も声を漏らしてしまいました。
特に大きな声を出してしまったのが「凱旋門」という作品です。
これ、点描画なんですよ。
点だけで表現する点描画って、昔から好きだったんですが、「凱旋門」という作品を観てびっくりしました。
なにこれ!!
って感じ。
しばらく絵の前から動けなくなっちゃいました。
まとめ:誘われなかったら決して味わえなかった感動
美術展などの情報を知ろうともしない私は、当然「山下清展」の存在も知りませんでしたし、知っていたとしても行こうとはしなかったはずです。
誘ってくれた嫁さんに感謝です。
人との関りの中に新しい出会いってありますよね。
自分の趣向性が固まってしまいつつある初老の時期だからこそ、新たな試みに関しては積極的に行おうと強く思った経験となりました。
そしてこの思いを忘れないために、「長岡の花火」のポスターを購入.
※山下清さんが花火好きだったことを知り、親近感倍増!!
回想法により、何度も何度もこの記憶を思い出すため、自分の部屋に貼っておこうと思います。
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