こんにちは、子どもの頃、読み聞かせの代わりにずっと昔話のレコードがかかっていたかずさんです。
本は自分で読むもの、寝る前に親に読み聞かせをしてもらった記憶は全くありません。
物心がついたころには、図書館に足しげく通っていました。
いろいろ思い出に残る本はありますが、ひとつあげるとしたら「エルマーの冒険」です。
本当に夢中になって読みました。
まるで自分の生きている世界がふたつあるような、本の世界へのどっぷり入り、自分が主人公になったかのようでした。
わたしにとっては、ロビンソンクルーソー、十五少年漂流記と並んで本の世界にはまることのできた、とても大切な作品です。
余談ですが、下の子が今一番はまっているTV番組は「冒険少年」。
わたしも大好きで一緒に観ていますが、あのころと変わっていない自分を確認出来て、何だかうれしいんですよね。
さて、脱線してしまったので話を戻しましょう。
子どもが大きくなった後はそれぞれ自分たちの責任です。
しかし、小さなうちに習慣づけておいた方が良いといわれていることって、いくつかありますよね。
子どもたちが少し大きくなってきたので、親の責任だと言われがちな”習慣付け”が上手にできたのかどうか、について触れていきたいと思います。
今回は「読書の習慣」についてです。
寝る前の読み聞かせはルーティンにしよう
元大リーガーのイチロー選手や、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手によってすっかり有名になった「ルーティン」の効果は、子育てにも応用できる優れものです。
「ルーティン」とは「決められた動作を繰り返す」ことで、 動作をしている間に気持ちが落ち着いたり、集中できるようになる効果があると言われています。
「一緒に本を読んだら寝る」というリズムを作ることができれば、読解力も上がるし一石二鳥。
しかし、子ども達は同じ絵本でも飽きないのですが、読んでる方は飽きてくる。
そんな時に活躍してくれたのがこの本、「母と子のおやすみまえの小さなお話365」です。
私は征服欲というか、達成感というか、全部の話を読破したいって思っていたですが、子ども達は全く違っていました。
何度も何度も、好きな話ばかりリクエストされるんですよね。
「あるある」だと思うのですが、読んでいない話がまだまだいっぱいあります。
日本昔話やイソップ物語、アンデルセン童話など、それこそ世界中の様々な国の童話や昔話が盛り込まれています。
私の好みと娘たちの好みが合致していたのは”とんち話”です。
彦一さんとか、吉四六さんとか。
続けられたのは親も楽しめたから。好きな作家を見つけよう
読み聞かせを毎日やるとなると、どうしてもネタが尽きてしまいます。
字を読むのがおっくうな時も。
そんな時は、大好きな絵が描かれていると、見ているだけで楽しくなるからいいですよね。
図書館に行っては、好きな絵を描く作家さんを探していました。
家の近くに図書館があったので、週に一回はかならず借りに言っていましたね。
とにかく絵のタッチが好きな作家さんを見つけたら、その作家さんの作品はほぼ制覇しましたね。
わたしな好きな絵本作家さんをご紹介します。
エリック・カール
エリック・カールさんには本当のお世話になりました。
「はらぺこあおむし」があまりにも有名ですが、「ごちゃまぜカメレオン」など素敵な本がいっぱいあります。
すべての作品において、色づかいが素敵ですよね。
エリック・カールさんの作品の多くは、コラージュと呼ばれる貼り絵の技法をつかっていらっしゃるんですね。
2019年で50周年を迎えたエリック・カールさんの公式HPがあるの、知りませんでした。
塗り絵が出てるの、知らなかったです。
大島妙子
日本の作家さんでいうと、。絵のタッチが豪快な大島妙子先生が好きですね。
日本昔話の中で「三枚のお札」が一番好きなお話なのですが、それが大島妙子さんの絵で楽しめるなんて、最高です。
この本も最高です。
「絵が上手」という定義って難しいと思うのですが、何でしょう。
一度見たら忘れられないインパクトが好きです。
絵を大島妙子先生が書いている、共著っていうんでしょうか、そういった本も多く出ています。
かこさとし
私の子供のころから活躍しているかこさとしさん。
特に「からすのパン屋さん」が大好きでした。
島田ゆか
バムとケロのシリーズ、我が家では大人気です。
それぞれの本が微妙に関連していて、物語性があるのもいいですよね。
お話とは直接関係のない、細かな絵の表現とか、微笑ましくって大好きです。
ガラゴシリーズとバムとケロシリーズも、キャラクター同士のつながりがあるんですよね。
世界観がいいんだよなぁ。
ヨシタケシンスケ
子ども達も大好きなのですが、嫁さんが大好きなんですよね。
道徳観が学べるのに、押しつけ感がないのも秀逸です。
一歩間違えたら、大人の説教になっちゃいますから。
よく考えられるなぁって思います。
小学校の成績は読解力があるかないかで決まるのでは
小学生の問題だけではなく、試験問題すべてに言えることかもしれませんが、特に小学生においては、試験問題が解けるかどうかは読解力にかかっていると思います。
おそらく、わたし自身が小学校時代だけ成績が良かったのは、読書をしていたおかげで同級生たちと比べて読解力だけは身についていたからでしょう。
算数の問題であっても、文章で書かれている問題が「何を求めているのか」について理解できればおおよそ答え方の方向性は見えてきます。
理科や社会などの問題に関しても、 問題を正しく理解することができれば、おおよその答えは想像できてきます。
子供たちが今のところ、学校の勉強についていけているのは、ある程度読解力を身に着けることができたからなのでしょう。
しかし「読解力がある=頭が良い」と勘違いしてしまうと、わたしと同じ轍を踏むことになるので、中学生以上になったら注意しなければなりません。
二人とも読書好きにはなったようで。。。
上の子の特技は、家での立ち読み(目に留まった本を突然読み始める)。
上の子の趣味のひとつはトイレで本を読むこと(なかなか出てこない)。
下の子は、上の子が読むような難しめの本も積極的に読もうとしている。
下の子は、何かわからないことがあると図鑑で調べ物をしている。
どうやら、ふたりとも読書には抵抗がない感じになってくれたようです。
教育的な方針をしっかりと持った、そんな読み聞かせではありませんでしたが、この分野に関しては、ある程度親の責任を果たせたような気がします。
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