昔、一緒に苦労した同僚と思い出話をするのが楽しくて仕方がないかずさんです。
毎回おんなじ話やん!
その話聞くの、何回目??
そんな声が聞こえてくるわけですが、楽しいものは楽しいから仕方がない。
初老になると、話題といえば重たい話ばかり。
- 体調不良や病気の話
- 親の介護の話
- 友人や身内の訃報
こんな話ばかりになるんですよね。正直、つまんないんですよ。
だから、楽しい話をしたくなりますやん。
今よりも、若かりし頃の方が楽しかったから仕方がない。
でもなんか、過去の栄光に浸っているみたいで、後ろめたい…
と思っていたらなんと、健康にも良いみたいじゃないですか。
これからは堂々と思い出話ができるよう、言い訳のための知識を仕入れてみました。
胸を張って思い出話に花を咲かせたい方に、今回はぜひ読んでいただきたいです。
※無料素材からお借りしました
回想法ってご存じですか?
脳の活性化が期待できて、認知症の治療にも活用されている「回想法」ってご存じですか?
アメリカの精神科医ロバート・バトラー氏が1960年代に唱えた心理療法が元になっていて、認知症やうつ病、記憶障害の症状改善に役立てられてるのだそうですよ。
かなり昔からある療法なんですね。
経験を重ねてしまうと心が動くような出来事や体験が減ってしまうわけですが、何か古いものに触れて「あの頃はこうだった、懐かしいなぁ!」という昔の感動がよみがえって心が動くと、脳は活性化するんですね。
活性化すると脳の血流が増えて、認知機能は高まります。
初老期・老年期に発症しやすいうつ病にも効果あり!
老化とともに成人病になったり、体に痛みが出たり、思うように動けなくなったりといった症状が出るのはある意味仕方がありません。
でも、「自分もこんな状態になるなんて…」という思いは誰もが感じることであり、自信がなくなっていくことでうつ病は発生しやすくなります。
また、社会との接点が減っていくと、誰からも疎ましく思われていると感じてしまうような被害妄想の傾向も強くなってしまいます。
そんな、怖い怖いうつ病から身を護る意味でも「回想法」は効果的です。
「回想療法でうつ症状が改善した事例報告」という論文がネット上にも公開されていました。
自分の過去の楽しい思い出などを想起することで、精神的な安定性がもたらされたと報告されています。
青年期とは違った意味での将来の不安などに苛まれやすい初老期には、バンバン過去を振り返って、過去の栄光を思い出した方が良いみたいですよ。
良い思い出を想起させるモノで周りを固めよう!!
プラス思考で精神的な安定感を感じながら毎日を過ごすために、自分の周りに良い思い出を想起させるモノを置くことはとっても良いことみたいですよ。
- 昔聴いた音楽
- 思い出の写真
- 部活のユニフォーム
- いただいた賞状やトロフィー
※無料素材からお借りしました
日常生活の中でふと、楽しかったこと、誇らしいこと、うれしかったことを思い出すことで、安定した気持ちの中で過ごせるようになります。
懐メロばかり聴いていたっていいんです!!
まとめ:過去に閉じこもってしまうのではなく、未来のために
なんとなく、過去のことを思い出してばかりいることは、未来に気持ちが向かっていないと思われて、マイナスイメージがついて回ります。
過去の閉じこもって現実から目を背けているって感じでしょうか。
そういえば、クレヨンしんちゃんの映画に「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」という、昭和を懐かしむ映画がありましたね。
大好きな映画ではありますが、「過去にしがみついてはいけない」的なメッセージであふれています。
この映画では、大人が今の生活を何もかも捨ててしまい、子育ても放棄して、架空の世界(古き良き昭和の世界)に没入してしまうわけです。
「昔はよかった」というセリフが何だか後ろめたくなったのは、この映画の影響を少し受けているかもしれません。
でもね。
過去があってこそ、はじめて未来がある。
昭和を生きていた自分は確かに輝いていた。
若さゆえ に他ならない。
しかし今の自分には、老いはどんどん迫ってくる。
その老いから抗うためには、な、な、なんと
「昔はよかった」と言う話をした方がいいんだぜ!!
いやぁ、なんて心強い説なんでしょう。
もう輝くことはないのかもしれないけど、未来に力強く踏み出すために
折り合いをつけながら、過去と上手に付き合っていきたいなって感じました。
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