母親の他界を機に、介護保険加入を決意したかずさんです。
年と共に、自分が「他界する」ときのことを考える機会が増えました。
現実味がある年齢に差し掛かってきたということです。
今の一番の心配事は、自分が他界する際、
立つ鳥跡を濁さず
を実現できるかどうかについてです。
そして、今まで全く興味がなかった「介護保険」への加入を検討し始めています。
どうして180度考え方が変わったのか、整理していきたいと思います。
- 死に際に早く死んでほしいとは思われたくない
- たとえ一瞬でも介護料がきついなぁとは思われたくない
- 貯蓄があるのと保険金が下りるのとは違う
- 月々数万円保険金が下りれば十分
- 保険金の控除は上手に使おう
- まとめ:実際に契約する場面が来たら報告します
死に際に早く死んでほしいとは思われたくない
母親が介護施設に入ることになった際、彼女の年金だけで月の支払いが足りる施設をさがしてみたのですが、それはなかなか存在しなかった。
その事実を目の当たりにして、私と兄は正直かなり困惑しました。
「子育ても終わっていない中、毎月数万円の出費は厳しいなぁ」
かといって、安心して任せられるなぁって思えない施設に親を預けるわけではいかない。
これ、たった数万円の違いなんですよね。
結局はなんとか年金の範囲内で足りる施設が見つかったのですが、もしなかったらとどうしてたんだろうって思うと、恐怖を覚えてしまいました。
※フリー素材を使用させていただきました
たとえ一瞬でも介護料がきついなぁとは思われたくない
自分が介護施設に入り
年金では毎月の支払金額が足りない状態であった場合
出費が重なったり、子どもが進学したりしたら
「あぁ、いつまで仕送りするのが続くんだろうなぁ」
って、子ども達が思ってしまうんだろうという恐怖。
保険の仕事をしている友人に話をした際
「そんなこと、思わないんじゃない」って反応をされたんですが、
「自分の親に対して絶対にそんなことは思わない」
って言い切れるっていう人、どのくらいいらっしゃるんでしょう。
正直、私は脳裏をよぎりました。
そして、一瞬でもそう思ったことに対して、とても冷たい、最低な人間だと感じてしまい、今でも私を苦しめています。
そんな思いを自分の子供にはさせてくない。
自分のことを「いつまでも生きていてほしい」と思ってほしい。
そのためにはお金が必要です。
貯蓄があるのと保険金が下りるのとは違う
だったら「貯金があれば大丈夫じゃん」って思うかもしれません。
しかし貯金があったとしても、月々の収支が赤字になってしまえが、生きていればいる程、貯金はどんどん減ってしまいます。
つまり、子ども達が相続するお金が減っていくわけです。
親に意識がなく、お金の管理を子ども達がしている場合は特に、自分たちの貯金が毎月減っていくのと同じ感覚になります。
一方で保険の場合は、生きている限り毎月保険金がおります。
子ども達のお金は減りません。
もしかしたら、毎月少しづつお金が浮くかもしれません。
お金が減り続ける状態と、お金が増え続ける状態
どちらが精神衛生上良いのかは、誰が考えても明らかです。
月々数万円保険金が下りれば十分
私の経験上、月々3~4万円程度の保険金がおりれば、十分だと思いました。
もし足りなかったとしても、そこまでの負担にはならないような気がします。
また、特別養護老人ホームに入所できるのは、要介護3以上
つまり、要介護2だと入所できないのですが、実はこの時期が一番きついです。
入院させるほどではないのかもしれないけど、結局は誰かがついてあげないと生活できないわけですから。
ですので、保険に入るのであれば、要介護2の段階で保険料を受け取ることができる内容にするべきだと感じました。
一方で、一時金はどちらでもいいかなって。
ホテルみたいな施設に入るなら別ですが、老人ホームに入居するくらいの貯金は残っていると思うんですよね。
一番大事なのは月々の費用ですから。
※フリー素材を使用させていただきました
保険金の控除は上手に使おう
介護保険は、生命保険や個人年金保険と同じように、1年間に支払った保険料に応じて、一定の金額がその年の所得から差し引かれる生命保険料控除をうけることができます。
初老である私が月額数万円の保険料を受け取るためには、月々1万円程度の支払い(もちろん年齢によります)が必要となるわけですが、その場合、年間の支払いが8万円を越えるため、所得税の控除額は4万円です。
また、住民税も一定額控除されます。
保険の専門家ではないので具体的な金額の説明はやめておきますが、保険に入る負担は実際に支払った金額よりも控除される分、減るってことだけは間違いないわけです。
まとめ:実際に契約する場面が来たら報告します
実際に介護保険を契約することになったら、また報告したいと思います。
その時はもう少ししっかり調べて、具体的な金額も載せないとですね。
保険料が安く済むのであれば、掛け捨てでもいいかなって感じています。
そして、結果的に損することも恐れず、リスク回避を第一義に考えていこうと思います。
それが保険の役割ですもん。
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