ごみを捨てる罪悪感から解放されたい! 東京都でプラスチックの資源ごみ回収始まる

お題「一大決心、今年はこれをやる!」

ごみを捨てるとき、地球環境破壊への罪悪感に苛まれるかずさんです。

温暖化が叫ばれている中、プラスチックごみが燃えるごみとして回収されるようになった時の罪悪感ときたら、ハンパなかったです。

しかし、現代社会においてプラスチックごみを出さないようにしても、個人の力では限界がありました。

生活するだけでごみは大量発生してしまいます。

トレイにのっている食肉ではなく、ビニールだけで包装されている食肉を選んだりしておりますが、焼け石に水感が否めません。

そんな折、東京都ではプラスチックごみを資源ごみとして回収するようになりました。

やっぱり燃えるごみとして処分していたのは間違いだったから、方向転換したの?

それも特に説明もなしに、説明が書かれた紙が一枚配られたのみ。

どうして説明する場を設けてくれないのでしょうか。

もう、自分で調べるしかない、ということで、ごみ問題について調べてみた結果、今年からもっと真剣にごみ問題に取り組もうと決心しました。

そして、私が調べて知り得た情報を、ブログでもご紹介したいと思います。

法律ができたことさえ知らなかった

プラスチックごみの資源ごみ化は、法律に則った施策だったんですね。

恥ずかしながら、法律ができたことを知りませんでした。

2022年4月にプラスチック新法(プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律)が施行されています。

循環型の経済構造に移行することを目的としているようです。

www.youtube.com

3R+Renewableとは

3Rは、プラスチックの使用についての指標を表す下記英単語の頭文字から来ています。

  • Reduce(ごみを減らす)
  • Reuse(ごみを再利用する)
  • Recycle(ごみをリサイクルする)

+Renewableは、再生可能という意味です。

そもそもプラスチック製品の使用ををできるだけやめて、再生素材や再生可能資源(紙・バイオマスプラスチック等)を使いましょうということのようです。

初めて燃えるごみになった理由を知る

わたしはずっと、プラスチックを燃やすと、ダイオキシンのような有害物質が発生するもんだと思い込んでいました。

当時はまだ小学校の裏にあった焼却炉からでてくる、プラスチックを燃やした時の黒い煙の印象が強いからです。

しかし、東京都では2008年からプラスチックごみは燃えるごみとして回収されるようになりました。

その理由を調べてみたら、はっきりとした理由があったんです。

プラスチックは800℃以上で完全燃焼させれば有害物質は発生しないという科学的知見が確立したからだったんですね。

現在稼働している廃棄物焼却炉の多くは800℃以上での焼却が可能となり、プラスチックを含めほとんどのごみを燃えるごみとして完全燃焼させており、有害物質は出ていないようです。

800℃以上での焼却が可能な廃棄物焼却炉を持っていない自治体は、燃えないごみとしてプラスチックを処理しているようです。

そっか、有害物質は出ないような科学の進歩があったのかぁ。

あぁ、早く教えてほしかったです。

であれば、あんなに罪悪感を感じずに済んだのになぁ。

※フリー素材からお借りしました

燃やせば二酸化炭素はでる

とはいっても、モノを燃やせば二酸化炭素は出ます。

二酸化炭素は地球温暖化に悪影響を及ぼします。

ということで、プラスチックごみをアルミ缶やペットボトル、古紙のように、資源として再活用しようという、さらに一歩進んだ環境保護意識に変わったんですね。

例えばアルミ缶は、すごく優秀な素材です。

700℃で熱することで新たにアルミ板として復活するので、ほぼ100%の資源循環に成功しています。

ペットボトルはフレーク状に細かく粉砕した後、熱して粒状にすることで、再びペットボトルにしたり、衣服や文房具などの製品を作ったりしています。

アルミ缶やペットボトルと同じような状態を、プラスチックごみも目指しているというわけですね。

プラスチックごみをどうリサイクルするの?

プラスチックには3つのリサイクル方法があるようです。

マテリアルリサイクル

ペットボトルと同じような加工処理を行い、倉庫にあるパレットや車止めとして再生する。

ケミカルリサイクル

化学的な処理を行い、一旦原料に戻してから再び石油のように油化したり、ガス化して化学原料としたり、燃料油やコークス炉の化学燃料として再利用する。

サーマルリサイクル

プラスチックごみと古紙類などを混ぜてRPFという高カロリーの固形燃料を作り、石炭の代わりになる燃料として再利用する。

ごみを出す時の注意点は?

プラスチック製かなと思っても、全てが資源ごみとして回収できるわけではありません。

下記、プラマークがついているかどうかを確認しましょう。

包装紙にはプラマークがついていたとしても、容器にはついてない場合もあります。

容器に記載がない場合は、包装紙に容器が回収可能かどうかの記載がされています。

容器は汚れている場合、水ですすぐなどして落とす必要があります。

軽く洗っても汚れやにおいが落ちない場合は、無理せず燃やすごみなどに出すようにしましょう。

ネジなど、一部でもプラスチックでない素材が使われている場合は、資源ごみとはなりません。無理して分解し、けがなどしないように注意しましょう。

プラスチックは放置してはダメ

プラスチックは劣化が進むと、メタンやエチレンなどの強力な温室効果ガスを放出するそうです。

また、レジ袋に使われているポリエチレンが最も温室効果ガスを多く放出するプラスチックなんだとか。

プラスチックは放置せず、使わなくなったらすぐに処分すべきなんですね。

米ハワイ大学マノア校海洋地球科学技術学部のデービッド・カール教授を主執筆者とした米科学誌「プロスワン(PLOS ONE)2018年」の投稿論文より。

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※フリー素材からお借りしました

既に私たちはプラスチックを食べてしまっている

プラスチックって、太陽光や海の波などによって時間をかけて分解されると微小な粒子(マイクロプラスチック)になります。

これが海を泳いでいるお魚たちの口に入り、体内に蓄積され、それを人間が食べるという構図は既に起きています。

マイクロプラスチックが人体に悪影響があるのかどうかは、まだ解明されていないようですが、やっぱり嫌ですよね。

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※フリー素材からお借りしました

ごみを輸出しているって知ってました?

日本って、プラスチックごみを輸出しているって知ってました。

アジア圏を中心に輸出して、処理を海外にゆだねています。

ちょっと恥ずかしくないですか???

正直、びっくりしました。

恥ずかしくて、アジアの国々に行けなくならないように、ごみ問題には積極的に取り組んでいきたいと思ってしまった次第です。

皆で一緒の方向を向いて進みたい

日本が2030年までに、ワンウェイのプラスチック製品を25%排出抑制しようとしていることをご存じでしたか?

恥ずかしながら、私は知らなかったです。

さらに2035年までには、すべての使用済プラスチックをリユース又はリサイクルして、100%有効利用(サーマルリサイクルを含む)しようという目標を掲げています。

※二酸化炭素を排出するサーマルリサイクルは、欧米ではリサイクルとして認められていません。

これらの目標って、全ての国民が生活習慣そのものを変えていかなければ絶対実現しないんじゃないでしょうか。

ストローを紙にするといったようなレベルでは全く追いつきません。

「使い捨て」という生活習慣そのものを変えないと無理です。

これを機に、ごみそのものを減らす方向に行かないと、難しいでしょうね。

私にできることは限られていますが、努力していきたいと思いました。

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