母親に「あなたは人の感情への気遣いができる子だね」と褒められたことが忘れられないかずさんです。
例えば、、、
母と叔母とお墓参りに行ったある日、
バス停を降りて二人がお墓に向かう中、
「そうだ、バスの本数少ないから、次のバスの時間を確認しておこう」
と思って時刻表を確認したわけです。
そして確認した時刻を母と叔母に時間を伝えようと思ったのですが、
「次のバスの時間をつたえたら、それはすなわち、それまでに墓参りを終わらせてね、というメッセージが伝わるなぁ。そうなってしまったら、ゆっくり墓参りができなくなるから。時刻は伝えないでおこう。」
と思って、伝えずにいました。
二人の墓参りが終わり、時計を見るとバスの時間まで後5分、
「おっ、間に合うじゃん!!」
そこで初めて
「今から急げば次のバスに間に合うから、ちょっと急いで!」
と伝えたんですよね。
バスに乗った後、
「どうして早く言わなかったの?」
と聞かれたので理由を言ったら、母に
「あなたは昔から相手の気持ちに気遣いができる子だね」
と褒めらた、というわけです。
そうです、こんなエピソードがいくつもあるものですから、
今の今まで私は、他人の気持ちを理解してあげることが出来る人間だと
思い込んでいたんです。
でも最近嫁さんから
「あなたは他人の気持ちを考えているんじゃなくて、自分がしてあげたいと勝手に思ったことを押し付けている。」
と言われてしまいました。
えーーー、うそぉーーー、
言われたことないよ、そんなこと!!
だけど、冷静になってよくよく考えれば、思い当たることばかりでした。
他人が何をしてほしいのかを考えて行動しているのではなく
自分が勝手にその人にしてあげたいことを考えて行動しているにすぎない
自分がやってあげたいことは、もしかしたら相手が迷惑に思うかも
しれないのに、正しいことだと考えて押し付けている
こんなことをしてたんだなぁと。。。。
おそろしいですね、よく考えたら。
そういえば、自分としては友達を助けてあげたと思い込んでいたエピソードも
「自分だったらこうする」ということを、ただただ押し付けていただけで
たまたま成功したときに、美談になっているだけだったようです。
わたしはもしかしたら、アスペルガー症候群かもしれません。
そういえば、私の大好きなYouTuberのオリラジ中田さんも、奥さんに
「あなたは人の気持ちがわからない」って言われたそうです。
私も中田さんのレベルには全く達していませんが、大勢に対して
一方的に講義をするのは得意ですし、周りを気にせず自分が正しいと
考える行動や企画を、無理やり周りを巻き込んでやることは多かったです。
それって、バイタリティがあるってことで、自分の長所として
思い込んでいたのだけれど、違ってたのかも。。。
今まで、多くの人たちに無意識で迷惑をかけてきたのかもしれません。
そう思ったら、少し怖くなってきてしまいました。
年齢を重ね、老化により感情のコントロールが難しくなってきた今日この頃
今までは何とか抑えていた症状が、より強く表れてきてしまったので
気付けるようになったのかもしれません。
「自分が正しいと思っていることや大切なことが相手も同じとは限らない」
気付いたら自分の周りにはだれもいなくなってしまった、なぁんてことにもなりかねません。
こわいですねぇ、でもあり得るなぁ。
そんな日が来ないよう、気をつけて生活しなければならないことを
自覚した妻のひとことでした。
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