嫁さんが長期入院して以来、ふわふわしていて地に足がついていないかずさんです。
新しい自転車を欲しがっていた下の娘が、嫁さんの入院の前に雄姿を披露したいと言い出し、速攻自転車を買いに行きました。
配達日は嫁さんの入院の前日です。
自転車は予定通り、午後一番で到着したのですが、昼過ぎには帰宅できるはずの嫁さんの病院からの帰りが夜になってしまい、その日は雄姿を披露できず。
翌日は雨が降っていたため、小ぶりの時に少し披露することができましたが、一番やりたかった、嫁さんと一緒に並んで乗ることができず。
そのまま嫁さんの入院日を迎えてしまいました。
嫁さんが入院した日、学校から帰ってきた下の子が自転車に乗りたいと言ったので、
「もう日が暮れていて暗いから今日はだめだよ。明日にしよう」
と伝えたら、突如ぐずりだしました。
「どうして夜はだめなの、この間も夜に自転車に乗ってよかったら、お母さんと一緒に自転車乗れたじゃん、」
「ダメだって言うからお母さんと一緒に自転車に乗れなかったじゃん!!」
「お母さんと一緒に自転車乗りたかった!!!」
泣け叫んで暴れています。
その様をみて私、不覚にも涙を流してしまったんです。
入院の前にお母さんと一緒に自転車に乗りたいってあれだけ言っていたのに実現させてあげられなくて。
申し訳ない気持ちと、お母さんと思う娘の気持ちとで、目から涙が止まらなかったんですね。
「ごめんね、お母さんと一緒に自転車に乗せてあげられなくてごめんね」
駆け寄っていき、ハグをしてあげた時、私が涙を流しているのに気づかれてしまいました。
その時に見せた、はっ とした表情。
最近親子でドラマとか映画とかを見ている際、感動的な場面になると、子供たちは親が泣いているかどうかを確認しにきます。
「ああっ、泣いてる泣いてる」って、からかってくるんです。
でもこの時は違いました。
瞬時にあらゆることを察知したのでしょう。
「今日、学校でね、〇〇ちゃんがね・・・・・」って話をそらしてきたんです。
あの、すべてを悟ったような顔。
自分がお父さんを悲しませている。
ここでわがままを言うと、ますます父親を悲しませることになるんだと感じたことでとった行動。
気を使わせてしまってごめんね。
安心して、わがままを言わせてあげられなくてごめんね。
お母さんのことで不安になっているはずなのに、お父さんに気を使わせてしまって本当にごめんね。
皆ではないと思いますが、子どもなのに聞き分けの良い子はきっと、周りに気を使っている。
自分の本当の感情をぶつけることができずにいる。
いかんいかん、子供に安心して感情をぶつけさせてあげなければ。
私はきっと忘れない!!
今日のあなたの表情を。あなたの優しい気遣いを。
子ども達が大人になるまで、安心を与え続けてあげる親でいられるようにしよう。
今もまた、私の涙が止まりません。
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