キャリアコンサルタントとして聞き上手になりたいかずさんです。
何故なら、キャリアコンサルタントの役割として大切なのは、アドバイスをすると言うよりは、話を聞いてあげること。
常に答えは自分自身の中にあるからです。
でもそれがなかなか表面化してくれないんですよね。
しかし、人と対話することで表面化してくることも結構多いんですよ。
特に、「やりたいこと」と「できること」はしっかり把握する必要があるのですが、過去を振り返って話をしてみることで見えてくることがとってもたくさんあります。
語り尽くされた手法ではありますが、効果があるから今でも使われ続けているわけでして。
もし自分が「何をやりたいのか?」「何ができるのか?」がわからなくなったら、過去の自分と対話をしてみましょう。
人生の選択肢 その時あなたは?
人生の中で、大小の違いはあれ、何度かは選択を迫られる場面があったと思います。
その時の決断はどんな理由でなされましたか?
その理由こそがあなたの価値観であり、アイデンティティです。
私は一番最初の転職をする際、人事異動に翻弄されたのに嫌気がさしたので「他人に自分の人生を決められたくない」という強い思いがありました。
このキーワードは私の絶対条件なんです。
何かを決断する際、母親には必ず「どうせ私がこうしなさいと言ったって聞かないんでしょ。幼稚園も自分で入園したくらいだから」と言われます。
全く覚えていないのですが、兄と一緒の幼稚園に入りたかったのに、別のところに入れようと親がしている事を知った私は、一人で兄が通う幼稚園に行き「明日から入園します」と言い放ったそうなんです。
先生が慌てて家に確認に来たらしく、親も違うとは言えなくて、晴れて私は目的を果たしました。
自分のことは自分で決める。
三つ子の魂百までと言いますが、正に私のアイデンティティ。
これが何に関わっていくかというと、例えば私の場合で言うと、くだらない話なのですが、夏休みの日にちが決まっている会社は嫌なんですよ。
ですので「メーカーには勤めることができない」ということになるわけですね。
キャリアコンサルタントの仕事は、やることさえやっていれば人にあれこれ言われることはないので、正に私の天職、なんですね。
あれは失敗だったと思うことの理由を考えてみよう!
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。
野球の名将、野村克也さんが語った名言かと思ってたんですが、野村克也さんの座右の銘だったんですね。
元ネタがある事を初めて知りました。
「うまくいかなかった」「失敗だった」
そういった経験を振り返るのは辛い事ですが、ここには自分が「できないこと」を知るヒントがたくさんあります。
またまた私の話で恐縮ですが、1社目の同期の結婚式の二次会に出た時のこと。
会が終わると店の前で「たむろ」すること、あるじゃないですか。
その時、会に参加してた当事者じゃない同期から、
「お前のことがずっと嫌いだっだんだよ!」って大声で言われたんですよ。
最初のリアクションは「キョトーーーン」
次のリアクションは「それ、今言う?」
そうなんです。
昔から30人いるとその中の一人に徹底的に嫌われるんですよ。
理由ですか? わかりません。
友達に聞いたら、私を嫌う人が、やりたいと思ってるけどやれない事を、自然体で実現させてしまってるのが、腹が立つからなんだそうです。
そんなん、知ったこっちゃないですよね。
でもこれは思い当たる節があるんですよ。
実はこれ、最初のルートセールスを辞めた理由なんですよね。
お酒のルートセールスは、売り先が決まっているので、相手に嫌われてはダメなんです。
代わりの商品はいくらでもありますからね。
好かれる事も大事なのですが、それよりも何よりも嫌われない事が大事。
でも私、努力しても嫌われちゃうんですよね。
不思議と30人いるとその中の一人にね。
これ、ルートセールスでは致命的。
好かれる人にはとことん好かれて、嫌われる人にはとことん嫌われても成り立つ仕事。
これを探さなければならなかったんです。
キャリアコンサルタントって、実は全員に好かれなくても良いんですよ。
個人営業ですから、相性はとっても大事なんですが、「嫌われない」ことより、「好かれる」ことの方が大事。
一部の人にとっても好かれることが私の「できること」
全ての人に嫌われないことが私の「できないこと」
過去を検証することで自分を分析することができました。
まとめ:人間の本質はそうそう変わらない
いかがでしたでしょうか。
自分の性格そのままに生きていくことなんて、出来ないのですが、一方で本質的なところは変えようと思っても変えられないんです。
大切なのは、本質的なところをしっかりと理解して、自分が「できること」を生業にしていくこと。
そこに「やりたいこと」をどれだけ取り入れていけるのかってこと。
幼少の頃のエピソードだからこそ、ストレートにわかることもある筈。
昔の友人に会う機会があれば、ぜひ自分はどのような子供だったのか、聞いてみてください。
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