中学生になってから、父親とはほとんど口をきかなかったかずさんです。
自分が親になって一番嫌なこと、
それは子どもに対して注意した言葉が、昔自分が子供の時に散々親から言われたことだと気づくことです。
ひどいときには、言っている言葉が終わる前に、自分が言われたときのことを思い出しています。
親になった自分が、子どもの頃の自分に対して、説教しているような感覚になるこの苦行。
「お前がどの面下げてその台詞を言ってるんだ!」
子供の頃、天(自分の親)に向かって吐いたつばが、数十年の時を経て自分にかかってきたことについて、反省を込めて綴っていきたいと思います。
食べたら食べっぱなし 脱いだら脱ぎっぱなし
食べ終わったら食器はすぐに下げる。
脱いだ服はすぐに洗濯かごに入れる。
母親にこの台詞を何度言われたことでしょう。
脱いだ靴下はその場に放置。そのせいでよく片方が無くなってしまいます。
なくなったらなくなったで母親に
「靴下どこ?ひとつしかないよ!」
と、責任を親になすりつける始末。
パジャマは脱いだ場所に放置。寝る前にいつも探す羽目になる。
食事で使った食器は、毎度毎度注意されるまで放置、コップは使いっぱなし。
似なくてもよいところほど似てしまうもので、私の子ども達もしっかりと遺伝で引き継いでくれたようです。
今の我が家は。。。。
夕食後は比較的片づけてくれるのですが、それ以外はいつまでも食器が放置されています。
帰宅したら靴下をすぐ脱いで放置
朝起きて着替えたら、パジャマは昆虫の抜け殻のように放置
一番ひどいのはコップですね。飲んだ後は基本放置です。
じゃあ、大人になった自分はできるようになったかというと、残念ながらそうはなっていないんですね。
いまだに完璧にはできず、特に食器の片づけはよく忘れてしまいます。
反面教師って言葉もあるんですから
「かずさんも片づけないことあるじゃん」
じゃなくって、
「こいつのような大人にはならないようにしよう!」
って思ってくれないかしら。
「脱いだら洗濯モノ入れに入れてよ!!!」
「食べ終わったら食器を片付けなさい!!!」
わたしの母親は綺麗好きでしたので、上記のセリフを言われた際
「お母さんもやってないじゃん」
とは言えなかったんですよね。
子供のためにも言わなければならないと思うのですが、言うたびに子供時代を思い出し、自分の神経を削っています。
使ったものを元に戻さない
「はさみがない!」
「鉛筆削りがない!!」
「リモコンがない!!!」
「セロハンテープがない!!!!」
使ったモノをもとあった場所に戻すのが特に苦手です。
「あったところに戻すだけなんだから、簡単じゃない!!」
母親からよく言われました。それができないんですよ。
「また使うから手元に置いておこう」
って思っちゃうんですよね。
よく嫁さんが
「探し物をしている時間がいちばんもったいない。だから決まった場所に戻して!」
って注意しています。
もちろん私にも。。。。
反面教師にしてくれやぁぁ。
整理整頓が苦手なわれわれのために、引き出しなどに何が入っているかがわかるように印字してくれています。
子どもが注意されていると、自分が言われているかのように、グサグサとえぐられるんですよね。
自分自身はようやく少しできるようになりました。それでも未だによくモノを紛失してしまいます。
「ハンカチがない!」
「校帽がない!!」
「縄跳びがない!!!」
今日も朝から、バタバタの登校、出勤風景が展開されています。
布団を引きっぱなし
「布団は起きたらすぐに片付けなさい!」
朝が苦手だったわたしは、これがとっても嫌でした。
「大人になったらぜったいにベッドで寝るんだ!」って強く心に思っていました。
大人になり、晴れてベットで暮らす日々に。
ようやくわたしに平穏な日々が訪れたと思ったら、嫁さんと子ども達が「ダブルベットでも3人では狭い」ということになり、お客さん用の布団をひいて三人で寝るようになりました。
それ自体は別に構わないのですが、まぁ片づけない。たたまない。
どうしても布団を踏んでしまう場面が発生してしまいます。
この件については、あまり嫁さんは気にならないみたいです。
人によって許せること、許せないことが違っているもんですよね。
「布団は踏むもんじゃない!!」って強く言われて育ったので、布団を踏むと罪悪感に苛まれるんです。
何故だか悪いことやってるって気持ちになっちゃうんですよね。
子供は親の鏡
血は争えない。
生活習慣は日々の生活の中で知らない間に身についてしまう。
わたしは子どものころから片づけたり、整理することが苦手でした。
自分でも嫌だなあと思っている癖や習慣が、見事に子どもが引き継いでしまっているケースはこれ以外にも多々あります。
それによって今後の人生でどれだけ損するかってことも、自分で体験しているので容易に想像できちゃいます。
だから自分ができていなくても注意しなかればならない。
親とは、自分のことを棚に上げなければならない生き物だと思います。
「誰に似ちゃったんだろうね」
これは言わないようにしましょう。
そのあとには絶対に良いことは起こりません。
日本ブログ村に参加しています。
読んでよかったと思っていただけたらポチっとしてください。