幼少期、図鑑は一冊一冊が高いので買ってもらえず、ひたすら図書館に行って見ていたかずさんです。
今の我が家には子ども達が欲しがった図鑑が数冊あります。例えば「鳥」です。
今の図鑑はDVD付きなんですよね。うれしいおまけです。
ところで皆さんは、紙の辞典や辞書をお持ちでしょうか?
インターネットという媒体がなかった私の幼少期は、何かを調べるときには紙の辞書や辞典で調べることしかできませんでした。
植物図鑑や動物図鑑などが一式揃っている家庭も、珍しくはなかったように思います。
しかし今、ほとんどの家庭に神の図鑑や辞書はないんじゃないかな。
いつしか人は、調べものはインターネットで行うようになりました。
インターネット時代の初期、最大の欠点は、調べたいことの単語がわからなければ、検索できないということでした。
しかし、画像認識の技術が発達したことで、便利なアプリが続々と世の中に登場してきています。
公園に行ってきれいな花を見かけた時、
「この花の名前はなんだろう」
「どんな特徴があるのかな」
といったことを知りたくなったら、写真を撮影して専門のアプリで検索すれば、あっという間に花の名前など知りたい情報を得ることができます。
本当にあっという間。紙の辞書で調べたら、いったいどのくらい時間がかかるんでしょう。
このように、知りたい情報にたどりつくまでの時間はどんどん短くなっています。
でもこれって、学ぶという観点で考えると、本当に良いことなのでしょうか。
紙の辞書ではいきなり回答が出てくることはありません。
似ている仲間を見つけ出し、同じ類の花の写真を見ながら、「これが似てるね」とか考えながら見つけていくしかありません。
ちなみに鳥は「ペンギン目」や「ペリカン目」など、「目(もく)」という分類なんですね。
ヤンバルクイナが「ツル目」であることにびっくりしました。あんまり似ていません。
トキやサギの方がツルに似ているような気がするのですが、この2つは「ペリカン目」です。
※無料素材からお借りしました
このように、調べる過程において鳥や花の分類方法を学んだり、何故同じ分類なのか、同じ分類にはどのようなモノがあるのかなどについて知るなど、周辺の知識を得る良い機会となります。
そう考えると、もしかしたら私たちは、「調べる労力」の代わりに「何かを学ぶ」という機会を失っているのかもしれません。
子ども達にとっては、必要な情報にあっという間にたどりつくことは良くないことなのではないでしょうか。
状況に応じて、時にはじっくりと時間を取りながら、一緒に辞典などで調べてみることで、子ども達の興味が拡がっていくのかもしれません。
そういえば、国語辞典で漢字の読み方を調べたりするようなことって、本当になくなりましたよね。
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