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先日神田明神で、外国人の方に史跡を説明している妙齢の女性を拝見し、改めて英語を勉強し続けようを心に決めたかずさんです。
めちゃめちゃ片言英語で、発音もネイティブには程遠いわけですが、それでも確実に伝わってはいるようで、聞いている方も笑顔が絶えません。
おそらくはギャグなども使ってるんでしょうね。
20代の頃、留学生の友達を訪ねてきたご家族を観光地に案内することがよくありました。
代わりに友達のご実家にお邪魔した際には、観光地を案内していただきました。
説明がないとただの景色ですが、いろいろと説明してもらうことで文化がみえてきますよね。
それって、とっても大切だと思うんです。
最近よく見ているYoutubeの動画なのですが、お母様に日本の文化を語っている様をみて、海外の人に日本の良さを知ってもらうための活動って、すごく大切なんだなって改めて思いました。
ところで、私が一番海外の方に観てほしいのは桜咲く原風景です。
緑と花のコンストラクトもきれいですが、桜の魅力はなんといっても桜色一色に染まることですよね。
特に私が好きなのは、街路樹が桜でトンネルみたいになっている風景。
しかしこの風景が今、日本全国で一斉に危機を迎えているようなんですね。
ご存じでしたか?
一斉に桜が寿命を迎えつつある理由
全国的に有名な桜って、樹齢何百年とかじゃないですか。
ですので私はてっきり、桜は百年単位で生きていると思っていたのですが、最近それが60年であることを知りました。
案外短いんですね。
昔から日本人は桜が好きで、いろいろなところで観られていたわけですが、今ほどいたる所で見られるわけではなかったようです。
第二次世界大戦での敗戦で暗く沈んでいた日本、その気持ちを明るくしようという試みとして、終戦後に街路樹などにも積極的に用いられたのだそうです。
そして、終戦から78年。
そうなんです、その頃植えられた木々たちが一斉に老木化してしまっているようなんですね。
街路樹であるが故の葛藤
老木にはどうしても倒木してしまう危険がつきまといます。
街路樹であるがゆえに、倒木によっておこる交通事故の危険性は回避しなければなりません。
理屈はわかってはいるんですが、なんとかならないかなって思ってしまいます。
それは突然やってきた
東京都北区で一番有名なのは赤羽桜並木通りですよね。
私が好きな桜のトンネルは全くの無名で、東京都北区の某所に存在しています。
ドラッグストアの灯りがちょうどライトアップされたみたいになって、夜もとてもきれいでした。
このあいだ、たまたまそのドラッグストアに買い物に行ったら、な、なんと
桜の木がばっさりといかれているではありませんか。
一瞬、目を疑ったのと、何が起こっているのかがわかりませんでした。
老木になり、倒木の恐れがあるので植え替えるとのこと。
元の姿のように戻るまで、十年単位でかかるんでしょうね。
全国にある桜のトンネルでも同じことが
桜の名所である目黒川近辺でも同じような問題が起こっているようです。
こちらは青森県の例です。
神奈川県小田原でも
明治神宮外苑の再開発問題を思い出す
今、神宮外苑の再開発問題が物議をよんでいますよね。
いろいろな意見があり、専門家ではない私には、正直何が正しいのかがわかりません。
日本人って昔から、結構平気で伝統よりも利便性を選択してしまう文化を持っていますよね。
自然災害が多い国なので、スクラップ&ビルドが得意だからかなぁ。
でも、再開発に携わる方には、一度壊してしまったら取り返しはつかないことは、忘れないでほしいですね。
木には手入れが必要
山や林は人の手で手入れしないとすぐに荒れてしまい、木々や植物が育たない場所になってしまいます。
再開発=環境破壊
ではなく、再開発によって手入れを施す、という方向に行ってほしいものです。
私の好きな桜のトンネルも、もっときれいな姿になるかもしれませんからね。
成長記録でも写真におさめようかなって思いました。
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