コロナウィルス対策での外出自粛要請を受けて、散歩欲求が爆発しそうなかずさんです。
部屋の中で子供と遊ぶのが苦手なわたし。
こうなってしまうと、どうしてもTVを頼ざるをえなくなってしまいます。
どうせなら、子供たちにはじぶんが素晴らしいと思える作品を見てほしい。
何が一番よいのかなぁと考えてみたのですが、真っ先に浮かんだのが「世界名作劇場 」
特に「アルプスの少女ハイジ」と「母をたずねて三千里」が大好きでした。
共に1970年代の作品です。
世界名作劇場のあった子供時代の幸せを噛みしめる
世界名作劇場とは、フジテレビが日曜日19:30から放映していた、子供向けのアニメです。
「アルプスの少女ハイジ」から始まり、「家なき子レミ」まで、全24作品あります。
特にわたしは「アルプスの少女ハイジ」から「あらいぐまラスカル」までの4年間に”どはまり”していました。
それから4年後の「家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ」までが、わたしのリアルタイムでの鑑賞です。
それから16年間も続いていたんですね。
今のTV番組は基本ワンクール、3か月で回すことが多いみたいですが、世界名作劇場は1年間続き、全52話。
物語が始まって、最終的な結果がわかるのは一年後。
1週間後に放映される話を、あれやこれやと想像しながらすごしていく。
間延びしている感じの部分もありますが、非常に丁寧に物語が進んでいきます。
スピード感というか、テンポがまるで違います。
わたしが大好きだったあらいぐまラスカル。
森であらいぐまを見つけた主人公との日常生活が淡々と描かれています。
※子供の頃、めちゃめちゃあらいぐまを飼いたくなりましたが、今考えるとあらいぐまを飼育することは法律で禁止されています。気性が荒く、手に余るようになってしまうんだそうです。これは再放送なんて絶対にしませんね。
特に、後に巨匠といわれる方々の初期作品も多く存在します。
そんな作品に触れて幼少期を過ごせたことは、本当に幸せな世代だったんだなと思いますね。
監督:高畑勲 場面設定・レイアウト:宮崎駿
そうなんです。
「アルプスの少女ハイジ」と「母を訪ねて三千里」は、「監督:高畑勲 場面設定・レイアウト:宮崎駿」
後にスタジオジブリの立ち上げに関わっていくスタッフで造られた作品なんですね。
この2作品、ジブリの原点、ここにありって感じがたまりません。
健気な小さな主人公が活躍する、人と人との愛に溢れたお話です。
既に食事のシーンはめちゃめちゃ美味しそうに描写されています。
小さな子供たちにとって主人公は憧れの存在となり、その前向きさに心打たれます。
自分達が目指しているリアルでハイクオリティなアニメーション作り ~ 人間の心理描写に深く入り込み、豊かな表現力で人生の喜びや悲しみをありのままに描き出す ~ を実現していくのには、やはりテレビという、予算的にもスケジュール的にも制約の大きい媒体では不可能であるという結論に達した
(引用:スタジオジブリの歴史 2020年4月13日)
これがスタジオジブリを立ち上げることになった理由なのだそうですが、この2作品に関しては、ものすごく実現できているような気がするんですよね。
とにかく全ての人に観てほしいのですが、何せ全てを観ようとすると52話。
23時間くらいかかるわけですから、時間に余裕のある時にしかできませんね。
あっ、今の合言葉は「ステイホーム」でした。
これこそ「今でしょ!!」
DVDを購入して観るっきゃありませんね。
再放送ができない理由はこれかなぁ
ということで、早速通販で購入しました。じゃーーん!!
「アルプスの少女ハイジ」はケーブルTVの一挙放送で観たことがあったので、今回は「母を訪ねて三千里」です。
4話×13巻=52話。壮観ですねぇ。
感想は改めて綴っていくとして、改めて見返してまず思ったのは「あらいぐまラスカル」と同じく、「これは再放送はむずかしいかなぁ」ってこと。
鑑賞するにはDVDなどの購入しかないかもしれません。
何故かって?
マルコが子供なのに、がんがんワイン飲んでるんですもん。
無賃乗車して、荒野に放り出されてしまうしね。
あかん、あかん、水で薄めるでもなく、そのままワインを飲んじゃぁいかん。
これは今のTVのレギュレーション上、放映できないんじゃないかな。
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