兄とは2歳違いだった、かずさんです。
その程度の年齢差ですと、ある程度のことは、まぁなんとか上の子に合わせてやれるわけですが、わが家の姉妹は学年でいうと4つ違い。
上の子についていくのは、ちょっと厳しい年齢差です。
それでもなんとか一緒についてこようとする下の子。とっても健気。
お姉ちゃん、大好き!何でも一緒にやりたい!!
”おとうと”だった身としては、心情は痛いほどよくわかります。
そんな下の子の気持ちを知る由もなく、下の子のレベルに合わせなければならない場面が面倒で、やや一緒にやることを避けるようになってきた上の子。
キッザニアのような娯楽施設にいきますと、この傾向は顕著にでますね。
体験の選択がどうしても上の子にあわせる感じになっていきます。
下の子はそれでも楽しめているんでしょうか?
今回は、年の離れた兄弟姉妹がキッザニアをまわる時にどうしたらよいのか?について、実体験をもとに考えていきたいと思います。
- 効率から考えたら絶対に別行動の方がよい!!
- 上の子8歳、”下の子5歳なりたて”の時に評判の良かったパビリオン
- 8歳の上の子を”下の子5歳なりたて”が一緒に体験したパビリオン
- ”下の子5歳なりたて”がひとりで体験したパビリオン
- 上の子9歳、下の子”6歳半”の時に評判の良かったパビリオン
- 親にとって子供がどんなことに興味があるのかの見極めにはなる
- まとめ:そもそも「効率」はおとなの発想なんだな
効率から考えたら絶対に別行動の方がよい!!
「おひとり様であれば、すぐに参加できます!!」
キッザニアにいくと、こういった呼び込みをよく聞きます。
各パビリオンでの体験には当然のように定員がありますので、最後のひとり枠が残っていることが多いんです。
ふたり以上での同時参加希望だと、定員の関係でどうしても次の回まで待つことになりがち。そうなると約30分のロスですからね。
午前の回で「6時間」、午後の回で「5時間」のうちの30分はとても大きいです。
入場してすぐに予約を入れるパビリオン、その直後に体験するパビリオンはふたりで同時にやりたいパビリオンを選んで同時参加。
その後はそれぞれが別行動をとるのが、効率重視であれば最適ではないかとおもいます。
上の子8歳、”下の子5歳なりたて”の時に評判の良かったパビリオン
◆病院
医師、看護師、救急救命士、薬剤師の中で、看護師と救急救命士は3歳でも体験が可能です。
・制服に着替えて、看護師として新生児室で赤ちゃんのお世話をします。赤ちゃんが安心できるように沐浴やマッサージなどを行います。
・制服に着替えて、救急救命士として救急車に乗って出動します。けがをした患者さんの応急処置を行います。AEDなどの機械も使います。
別々の体験が選べるので、上の子は「医師」を、下の子は「看護師」をえらびました。
下の子は当時、お人形さんでよくままごとをやっていましたので、まさにその延長線。
最初、本格的な設備を前に、緊張感をかくせない感じでたたずんではいましたが。。。。
慣れてきたのか、いつもの感じを思い出したのか。
終始、うれしそうな笑顔が絶えません。
いきいきとあかちゃんのお世話をしていました。
上の子はお医者さんにあこがれていることもあり、外科医体験です。
ポリープを除去する手術みたいなことをやってましたね。
外科医って、手先の器用さが必要ですよね。将来に向けて、これぞ職業体験ってかんじです。
「いっしょに」と言いながら、年齢に合わせてそれぞれが体験したい職業を自由に選べるというのもポイント高いですね。
◆警備センター
制服に着替えて警棒を使った訓練や掛け声を練習した後、キッゾをパビリオンから警備センターに回収して金庫に保管する業務と、金庫に預かっていたキッゾを警備センターから輸送する業務を行います。
まず制服がポイント高かったですね。ふたりともお気に入りの様子でした。
※訓練の様子は金網ごしなので、若干写真は撮りづらいです。
制服に着替えて警棒を使った訓練をおこなった後、街にくりだします。
「うしろも気をつけてくださいね」と世話役の方がいうと
”ささっ”と動いて後ろを警戒します。
襲われたりしないように、おかねを持っている人を囲んで、みんなが共同作業でお金を運びます。
内容的に小さな子が大きな子に遠慮したりしてしまうような感じにはなっていなかったですね。
なんか、映画のワンシーンをみているようで、シャッターおしまくりでした。
※あんなに気に入ったのに、似たような警察官には関心を示さなかったんですよね。
既に制服体験をしていたからでしょうか?
8歳の上の子を”下の子5歳なりたて”が一緒に体験したパビリオン
◆歯科医院
制服に着替えて、ふたつの仕事のいづれかを選んで体験が出来る。
・歯科医師として患者さん(人形)の歯型をとったり、虫歯に詰め物をしたりします。
・歯科衛生士として歯科衛生士は治療中に歯科医師の手伝いをおこないます。
こちらも「いっしょに」と言いながら、なんとなく年齢に合わせて「歯科医師」を上の子が、「歯科衛生士」を下の子がおこなうことになりました。
かなり本格的な人形をつかっておこなっていますよ。
こちらもまさに職業体験!!
歯科衛生士役もただ脇でみているだけじゃなくて、水分を吸引する機械をつかったり、まぁまぁ忙しそうにしてました。
本当は姉妹で同時に歯科医師と歯科衛生士をやってほしかったのですが、さすがにそこまでは「忖度」できないみたいですね。
”下の子5歳なりたて”がひとりで体験したパビリオン
◆料理スタジオ
安全な道具を使って季節ごとのメニューに合わせた「お米」料理を作る仕事です。完成した料理は、自分で食べることができますし、レシピがもらえるので自宅でも再現できます。
”5歳なりたて”で「大丈夫かな」って少し心配だったのですが、お料理初体験のこどもでも大丈夫そうな内容でした。
包丁らしきものをつかっていましたが、見ていただいてわかると思いますが、かなり安全な感じです。
のり巻きを作っているんですね。
できたものはもらえるので、早速試食しました。お味は???
自分がつくったものですからね。おいしかったみたいですよ。
◆ビューティーサロン
プリンセス大好き!!女の子っぽいこと大好き!!!
どーしても「メイク」を体験したいということで、お客様体験となりました。
上の子は全く興味がなさそうです。ちなみにプリンセスにもはまってません。
下の子ひとりでの体験となりました。
生まれた時からいつもそばにお姉ちゃんがいてくれた。
上の子と違って、何かをひとりでやるって経験がすくないんですよね。
ですので、最初は借りてきた猫のようでとっても不安そうでした。
だからなのか、ずっとおとなしく座っていることができましたよ。
※おとなしく座ってられさえすればお客さん役は大丈夫ですよ。
おわった後、うれしそうにお姉ちゃんに報告していました。
将来もこんな姿を見せてくれるのかな。
そんなことを考えつつ、なんだかこっちまでうれしくなりました。
上の子9歳、下の子”6歳半”の時に評判の良かったパビリオン
◆はんこ屋
お客さんとして、自分で書いた文字を使ったオリジナルのはんこを作成してもらいます。はんこの色も選べ、専用のはんこケースに入れて持ち帰ることができます。
はんこ屋さんでの様子は、こちらの記事の後半部分に記載しておりますので、よかったら見てください。
◆トラベルセンター
衣装に着替えてツアープランナーとして、お客さまにおすすめの旅のプランを考えます。ホテルや食事、観光などの情報を調べたあと、お客さまに旅のプランをお勧めするチラシを作ります。作った旅のチラシは持ち帰ることができます。
大きな地球儀が目印です。
ふたりとも、おでかけ大好き、旅行大好きだからかもしれないのですが、体験内容をかんがえるとまさかの高評価。
パソコンを使って旅行のチラシを作成します。
ですが、特に下の子はぜんぜんパソコンが使えていなくて、パビリオンのお姉さんにいつも助けてもらっている状態。
それでもつくったチラシをよめさんにみせて、どうしてその旅行プランにしたのかを、ふたりで競いあうかのように一生懸命報告していました。
「これね、TVで東大王の鶴ちゃんが食べた奴でしょ、美味しそうだなって思ってたから選んだんだよ!!」
それぞれしっかりとした理由があるようですよ。なんだか頼もしいですね。
◆証券会社
ジャケットを羽織り、証券会社のコンサルタントになります。
仕事についての講義を受けたあと、お客さまの投資先として有望なパビリオンはどこなのか、キッザニアの街にでかけてリサーチをします。
パビリオンの調査が終わったら会議を行い、取引報告書を作ります。
まさかの”姉妹とも”高評価、第二弾。
冒頭、証券のしくみについてなにやらむずかしそうな講義を聞いていたのですが、おじさんの話し方が上手だったみたいで楽しかったとのこと。
その後、キッザニアの街にある実際のパビリオンの調査に向かいます。
(ついてくるなと言われてしまい、その様子は見られなかったのですが。。。)
どうやらビューティーサロンの調査をしにいったようです。
(前回下の子がお客様体験したところだね、覚えてるかな???)
「お客さんがいっぱいいた!」とか「ガラスがキレイだった!!」とか、調査表に記載しています。
上の子は調査してきましたって感じのコメントが書かれていましたが、下の子はひらがながようやく書けるレベルなので、うーーーんって感じのコメント。
さすがに難しかったかなぁ、体験させて失敗したかなぁなんて思ってたのですが、
なんと「一番楽しかった!!!」らしいです。
どうして???
これには正直びっくり。
子供の性格によって、愉しさの感じ方って違うんですね。
親にとって子供がどんなことに興味があるのかの見極めにはなる
人気があるパビリオンなのに見向きもしない。
難易度高そうなのに何故だか楽しそう。
同じような内容に見えるのに、片方には興味があって、片方にはない。
(警備員体験はするのに警察官体験はしない、などなど)
まだまだ言葉で「自分の好きなことの理由」を語ることは難しいですが、すでにしっかりとした考えは持ってるんですね。
今のところ、下の子は考えて自分なりの答えを出すことと、女性らしさにつながるようなモノに興味がありそうです。
上の子は「リケジョ」なのでプログラミングや論理的な活動に興味をもっています。
もちろん、これから変わる可能性もありますが、それも含め手助けできたらなって思います。
キッザニアでの時間は、子供達の考えや嗜好を知ることができる、貴重な体験ですね。
まとめ:そもそも「効率」はおとなの発想なんだな
子供たちはもちろんたくさんの体験をしたい!とは思っているものの、効率なんて考えている訳はなく、楽しく過ごせていれば非効率だってかまわない。
ディズニーランドだって、ただやみくもにパビリオンに行くだけが楽しみ方じゃないですもんね。
下の子が、おとな感覚だと難しすぎるんじゃないかと思っていた「トラベルセンター」や「証券会社」の体験は、もしかしたら難しいことをおねえちゃんといっしょにチャレンジできた!ということが、楽しかったのかもしれません。
子供がやりたいことをやらせてあげる。
当たり前なのに、親がなかなかやってあげられないこと。
おとなの発想は、時に子供たちのじゃまをしてしまってるんですね。
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