キッザニア東京 3~4歳の幼児が愉しむための傾向と対策

小学生の時の夢は弁護士になることだった、かずさんです。

 

東京、大阪につづいて名古屋や福岡にも進出しようとしている、キッザニア。

※キッザニアをご存知ではない方に簡単にご説明しますと、通常の2/3という子供サイズで作られた街に様々なパビリオンがあり、職業体験ができる娯楽施設です。

 

「職業体験」とありますので、幼児だとあまり楽しめないのでは?という心配をされる人も多いのではないでしょうか。

また、上の子をキッザニアに連れていきたいのだけど、下の子を一緒に連れってっても楽しめるかな?と躊躇される方もいらっしゃると思います。

 

今回は、3~4歳の幼児に特化した愉しみ方について、実体験をもとに考えていきたいと思います。

意外に多かった、3~4歳の幼児でも体験できるパビリオン!!

あらためて調べてみたのですが、ほとんどのパビリオンが3歳から体験できるんですね。

もっと少ないと思ってました。

 

しかし、年齢的にOKだからといって、それが幼児にとって思っていた通りの体験ができるか?っていうと、そうではなさそうです。

ひとりで体験するのか、年齢差のある兄弟姉妹でいっしょに体験するのか、などといった環境にも影響されます。 

 

ということで、わたしの独断と偏見でカテゴリー分けを、

お薦め度高=青 お薦め度中=黄緑 お薦め度低=赤 で表現してみました。

コスプレ感覚で制服を着ること自体が目的となりうるパビリオン

ちいさな子供が制服を着ているようすってかわいいですよね。

着ている本人たちも写真を撮られたりするのがたのしそう。

体験内容で選ぶのではなく「どんな制服を着たいのか?」で選んでみてもよいんじゃないでしょうか。

 

制服を着て街にくりだすケースも多いので、シャッターチャンスは多いです。

わが家の娘たちも、警備員の制服を着た写真を特に気にいっていました。

 

内容がごっこ遊びにとても近い(特に看護師体験など)ですから、それを制服を着てできるなんて最高なんじゃないかな。

◆消防署

制服に着替えて、消防士として訓練を行います。火事の通報が入ったら、消防車に乗って火災現場に行って、みんなで力を合わせて放水して消火活動を行います。

 

◆警備センター

制服に着替えて警棒を使った訓練や掛け声を練習した後、キッゾをパビリオンから警備センターに回収して金庫に保管する業務と、金庫に預かっていたキッゾを警備センターから輸送する業務を行います。

 

◆宅配センター

制服に着替えてセールスドライバーとして、ふたつの役割のいづれかを選んで体験が出来る。

・集荷の仕事では依頼のあったお客さまのところへ向かい、荷物をお預かりします。

・配達の仕事では、キッザニアの街の中のお店や会社からの依頼を受けて荷物を届け、伝票にサインかはんこをもらいます。

 

◆飛行機

ふたつの役割のいづれかを選んで体験が出来る

制服に着替えてパイロットになります。フライトシミュレーターを使って、飛行機の操縦の訓練をします。

制服に着替えてキャビンアテンダントになります。マイクを使って機内アナウンスをしたり、機内食をお出ししたりします。

※保護者はお客さんになることができます。

 

◆病院

医師、看護師、救急救命士、薬剤師の中で、看護師と救急救命士は3歳でも体験が可能です。

制服に着替えて、看護師として新生児室で赤ちゃんのお世話をします。赤ちゃんが安心できるように沐浴やマッサージなどを行います。

制服に着替えて、救急救命士として救急車に乗って出動します。けがをした患者さんの応急処置を行います。AEDなどの機械も使います。

f:id:kazusanuchisan:20191215070215j:plain

◆警察署

制服に着替えて事件の捜査をしたり、街のパトロールなど、街の安心を守る仕事を行います。トランシーバーも使用します。街で聞き込みを行い、指紋採取や証拠品探しなどを行った後、犯人を見つけます。また、使用した警察手帳はもらうことができます。

 

◆ビバレッジサービスセンター 

 制服に着替えて自動販売機の商品管理や補充など運営管理の仕事を行います。いつもの生活で接しているものと同じ自動販売機を操作できます。

食べ物が成果物としてもらえるパビリオン

じぶんがつくった食べ物が最後にもらえる系は、ちいさな子供達にもとっての人気があります。

お菓子工場は特に人気が高く、例えば午後の部ですと順番がAの前半でなければ、ほぼ予約を取ることはできないようです。ちなみにわが家は一度も体験できたことがありません。

また、ちいさな子供でも安心して体験させることができる反面、作業自体がやや簡単なイメージもあります。

おうちで普段から料理を手伝っているような子供にとっては、もの足りないかもしれませんね。

◆お菓子工場

機械と手作業を組み合わせて、渦巻き型のハイチュウを作ります。オリジナルのパッケージをデザインし、製品を完成させます。最後につくったハイチュウがもらえます。

 

◆食品開発センター

制服に着替えて食品開発者として冷凍食品の開発の仕事を行います。自分で組み合わせを考えて食材を作り、スノードライを使い、温かくおいしい状態から、一瞬で冷凍する体験ができます。作った冷凍食品は、解凍した後、自分で試食することができます。

 

◆ソフトクリームショップ

お客さんとして、専用の機械を使って、ソフトクリームを作ります。ソフトクリームは試食用の椅子に座って、ゆっくり食べることができます。

 

◆ソーセージ工房

制服に着替えて、職人としてソーセージを作ります。しっかり混ぜたあと、「スタッファー」という専用の機械を使って羊の腸につめます。形を整えたら、くん煙ボックスで乾燥しくん製にします。その間に、ゆでたてのソーセージの試食できます。

 

◆ハンバーガーショップ

キッチンスタッフとしてハンバーガーを作る仕事を行います。パン(バンズ)にハンバーグ(パティ)や野菜をのせて、おいしいハンバーガーを作ります。作った後は自分で食べることができます。

f:id:kazusanuchisan:20191215070347j:plain

◆ピザショップ

ピザ職人として、好きな種類のピザを選んで、ピザを作ります。丸めた生地を薄くのばしたら、メニューにあわせたソースをぬり、トッピングをのせます。オーブンでこんがり焼きあげたピザを、箱に入れてカットして完成です。自分で作ったピザを試食することができます。

 

◆ベーカリー

制服に着替えて、パン職人になります。パンの生地をこねてクロワッサンを作ります。終了後は焼きたてのパンをお土産にもらえます。

 

◆料理スタジオ

安全な道具を使って季節ごとのメニューに合わせた料理を作る仕事です。完成した料理は、自分で食べることができますし、レシピがもらえるので自宅でも再現できます。

 制作したものが成果物としてもらえるパビリオン

絵の具やスケッチブックなど、ふだん使いが出来るような成果物をもらえるパビリオンは人気が高いです。

 チラシや発明レポートをもらえるようなパビリオンがありますが、体験内容がやや難易度が高いです。

対象年齢には入っておりますが、わたしはあまりお薦めできません。

 

6歳になった娘は、トラベルセンターの体験は楽しかったようです。

但し、まだパソコンにあまり慣れていないので、パビリオンのお姉さんが相当フォローしてくださいました。

その様子からみると、3~4歳ではかなり厳しいような気がします。

◆絵の具屋

機械を使った絵の具のチューブ詰めを体験できます。たくさんの色の絵の具の中から、気に入った色の5色を選んで、オリジナルの絵の具セットを作ることができます。

f:id:kazusanuchisan:20191215065806j:plain

◆画材屋

お客さんとして表紙のデザインやリングの色を選んで、自分だけのスケッチブックを作ります。できあがったスケッチブックは、持って帰ることができます。  

 

◆花屋

リボンやグリーンなどで自分なりのアレンジを加えて、花束やフラワーアレンジメントを作ります。できあがったフラワーアレンジメントは、持って帰ることができます。  

 

◆プリント工房

お客さんとして 写真を撮影してもらいます。背景となるテンプレートを選んで、そのあと全身を使っていろいろなポーズをとり、撮影してもらいます。プリントアウトした写真は専用のフォトフレームに入れて持ち帰ることができます。

 

◆鉛筆工場

鉛筆作りの工程を学び機械を使って鉛筆を作ります。さいごに鉛筆をもらうことができます。

f:id:kazusanuchisan:20191215065841j:plain

◆劇場

ファッションショー、マジックショー、スペースショー、お笑いライブ、ウエディングセレモニー、パレードといった演目を時間ごとに上演しています。
出演したショーの映像はDVDにして持ち帰ることができます。

 

◆はんこ屋

お客さんとして、自分で書いた文字を使ったオリジナルのはんこを作成してもらいます。はんこの色も選べ、専用のはんこケースに入れて持ち帰ることができます。

 

◆せっけん工場

制服に着替えて、せっけんの原料を作る「けん化チーム」と固形石鹸の形にする「成型チーム」に分かれ、せっけんを作ります。最後にせっけんがもらえます。

 

◆電子マネーセンター

お客さんとして、 電子マネーカードのe-KidZoカードを作ることができます。キッゾをカードにチャージしたり、払い戻しをしたりすることができます。

 

◆メガネショップ

メガネショップの店員として、お客さまにメガネを提供するためのメガネ組立て技術を体験する仕事です。

f:id:kazusanuchisan:20191215070245j:plain

◆警察署

 

◆トラベルセンター

衣装に着替えてツアープランナーとして、お客さまにおすすめの旅のプランを考えます。ホテルや食事、観光などの情報を調べたあと、お客さまに旅のプランをお勧めするチラシを作ります。作った旅のチラシは持ち帰ることができます。

 

◆発明工房

衣装に着替えて発明家として飛行機の開発を行います。飛行機の模型を作り実験を繰り返してレポートをまとめます。最後に自分で書いた発明レポートをもらえます。

 

◆ミルクハウス

制服に着替えて、ミルクフードマーケターとして乳製品の商品を企画・開発する仕事を行います。ベースとなる乳製品にあわせる「ソース」や「トッピング」などの組み合わせを考えて商品開発シートを作成します。終わった後は商品開発シートがもらえます。

※実際に食べられるモノを作る訳ではありません。

※乳幼児と保護者が休むことができるエリアがあります。

職業体験というよりお客さん体験になりがちなパビリオン

お客さん体験はごっこ遊びにも通じます。

幼児の場合、お客さん側をやればよいんじゃないかなと思うのですが、なかなか親が思うようにはならないですね。

よく考えれば、ごっこ遊びの時も「お客さん側をやりたい!!」ってひと、あまりいないですもんね。

 

子供が明らかにお客さん側でない方をやりたがるのであれば、選択肢にはいれないようにした方が良いような気がします。

幼児には難しいですもん。

◆観光バス

2つの役割のいづれかを選んで体験が出来る

・バスガイドとして制服に着替えてお客様に街を紹介する。

・お客様としてバスに乗って街の名所を観光してまわれる。

※バスガイドは原稿を読む必要があるので、幼児はお客様体験になると思います。

f:id:kazusanuchisan:20191215070314j:plain

◆デパート

制服に着替えて、2つの役割のいづれかを選んで体験が出来る

・販売員としてお客さまに商品を販売します。また、お客さまが商品を選びやすいようにギフトセットを提案したり、ショーウィンドウのかざりつけも行います。

・お客さんとしてデパート店内にある商品をキッゾを使って買うことができます。

 

◆お仕事相談センター

ふたつの役割のいづれかを選んで体験が出来る

・相談者として、どのような仕事があるのか、自分に向いている仕事はどのような仕事なのかなどをスーパーバイザー(大人)に相談できる。

・キッザニアでこれまでにチャレンジした仕事や体験をおしごと紹介レポートとしてまとめ、ほかの子供達にその内容やおすすめポイントを伝える。

複数の参加者との共同作業が多いので幼児の出番が少なそうなパビリオン

年齢の高い子供達と一緒におこなうことになるケースが多いです。そうなるとほぼ脇でみているだけになってしまう可能性が高いですね。

コスプレの要素がないのであれば、あまりお薦めではないです。 

 ◆ガソリンスタンド

レンタカーを借りたお客さんがガソリンスタンドにやってきますので、接客を行います。ノズルを使ってガソリンを入れたり、窓ガラスを拭いたりします。

f:id:kazusanuchisan:20191215065910j:plain

◆エネルギー会社 

制服に着替えて、ふたつの仕事のいづれかを選んで体験が出来る。

・街の中にあるガスメーターを調べて、利用状況もチェック。

 パビリオンに戻ったら、エネルギーがどのように利用されていたかを話し合う。

・車で移動して、配管工事をおこなう。

体を動かすことが好きで積極的な子がたのしめるパビリオン

初めてキッザニアに行った際、30分毎に派手に「時刻」を知らせる音楽が鳴るので、「なんだこれ」って思ってたんですが、この行為自体が体験内容だったんですね。

エンターテナーに憧れる子供だとしたら、とっても楽しい経験になると思います。

◆街時計

衣装に着替えてパフォーマーとしてダンスの練習をします。時間になったらバルコニーの鐘を鳴らし、音楽にあわせて時計台のバルコニーに登場。楽しいパフォーマンスでキッザニアの街の人に時を知らせます。

f:id:kazusanuchisan:20191215072354j:plain

ここで踊ります。
 

◆劇場

 

◆スポーツクラブ

お客さんとして、いろいろなスポーツプログラムに参加することができます。リズムをとったり、バランス感覚をきたえたりなどを体感することができます。

工作や絵を描いたりするのが好きな子がたのしめるパビリオン

幼児は幼児なりの作成物にはなってしまいますが、親がそれを気にしなければ、お子さんの性格によっては楽しい体験になるのではないでしょうか。

◆はんこ屋

わが家の娘たちは仲良く「はんこ」を作りました。名前の「はんこ」だったのですが、上の子は漢字で、そして下の子はひらがなで。

f:id:kazusanuchisan:20191102071103j:plain

漢字の「はんこ」は今後も使い道はありそうですが、ひらがなの「はんこ」はなんとかく寿命が短そう。

せこく、そんなことを考えてしまいましたが、やっている当人達はそんなことは関係あるはずもなく、楽しそうでした。

それでよいんですよね。

 

たくさんの色のなかから選ぶことが出来ますし、とってもきれいですよ。

f:id:kazusanuchisan:20191215072424j:plain

◆絵の具屋

◆画材屋

◆花屋

◆カーデザインスタジオ

デザイン画を見ながら、クレイというちょっとめずらしい粘土を、専門の道具を使って自動車の形にけずります。 

幼児にはすこし難しいかなと思うパビリオン

大人無料キャンペーンの日で、小さな子供の比率が高い時は、やっぱりこのあたりのパビリオンは空いていましたね。

対象年体には入っておりますが、正直どうなんでしょう。

あえて選ばなくても良いかなと思います。

ちなみにもうすぐ5歳になる娘が歯科衛生士を体験した際は、なんとかこなしてました。

3歳なりたてなのか、もうすぐ5歳なのかで全然違ってくるかと思います。 

◆歯科医院

制服に着替えて、ふたつの仕事のいづれかを選んで体験が出来る。

・歯科医師として患者さん(人形)の歯型をとったり、虫歯に詰め物をしたりします。

・歯科衛生士として歯科衛生士は治療中に歯科医師の手伝いをおこないます。

f:id:kazusanuchisan:20191215072324j:plain

◆カーライフサポートセンター

制服に着替えて、自動車整備士になります。工具を使って自動車のタイヤやバッテリーの交換をしたり、エンジンの調子を整えたりといった体験ができます。

 

◆くつ工場

靴の構造と製造工程を学び、タブレット端末を使ってパーツごとに色や模様をつけ、くつ工場で製造するためのデザインパターンを考える仕事を体験できます。

 

◆CMスタジオ

衣装に着替えてCMタレントとして台本を見ながら、英語のセリフを練習します。リハーサルをしたあとに本番収録を行います。英語のセリフには「ふりがな」がついているので、英語が読めなくても体験できます。 

 

◆銀行

ふたつの役割のいづれかを選んで体験が出来る

・銀行員となって窓口に座ります。キッゾの入金や両替などを行ったり、お客さまのご案内をします。また、たくさんのお札を素早く数える「札かん」の体験もできます。

・銀行のお客さんは、キャッシュカードを作ったり、口座を開設することができます。トラベラーズチェックの両替や預金も、銀行の窓口で行います。

 

◆住宅建築現場

制服に着替え、大工として住宅を完成させます。「外壁工事」「庭工事」「バルコニー工事」の3つの作業を、それぞれチームに分かれて取り組みます。

 

◆ラジオ局

ふたつの役割のいづれかを選んで体験が出来る

・DJとして台本を見て読む練習をしたあとは、いよいよ生放送(本番)です。ディレクターの合図に合わせて台本を読んだりコメントを言ったりします。

・ディレクターとしてDJの進行のタイミングを手の合図で知らせたり、音楽を流したりして番組を進めていきます。実際のラジオ局と同じ機材を使って仕事をします。

 

スペシャルデーは好し悪しだと考えよう

・大人無料 わくわくキャンペーン

前回、小さな子供が多かった気がするといった内容を記載させていただきました。 

※ご興味があれば、よかったら下記を参考にしてみてください。

www.kazusanuchisan.com

・小学生だけで過ごせる Kidz 1day PROGRAM

必然的に小学生高学年が増えますので、幼児向けパビリオンは空きそうです。

逆に狙い目ですね。

但し複数人でいっしょに体験するようなパビリオンは避けた方が良いかもしれません。

街にいるおとなも減りますから、食事などもゆったりできそう。

 

・園児限定のキッザニア

わたしは行ったことがないのであくまで想像です。

大きな子供と一緒に体験する弊害について、そういった心配が全くなくて、すべてが幼児向けにカスタマイズされているのであれば、かなり有意義な時間を過ごせるような気がします。

まとめ:幼児にとっては究極の「ごっこ遊び」の場

キッザニアを「職業体験」ができる娯楽施設と考えるのか、純粋に娯楽施設と考えるのか。

どうやら、「幼児に職業体験なんてできるのか??」

なぁーーんて、小むずかしいことを考える必要はなさそうです。

 

親と幼児がいっしょにキッザニアを愉しむことをかんがえるのであれば、究極の「ごっこ遊び」の場であると割り切った方が、なにかしっくりくるような気がします。

 

「対策」なんて考えなくてもよい!!

 

「今日は、なに”ごっこ”がしたい?警察官かな??ピザ屋さんかな??」

 

みたいなノリで子供に聞いてみるのも良いかもしれませんね。

 

日本ブログ村に参加しています。

読んでよかったと思っていただけたらポチっとしてください。

にほんブログ村 子育てブログ パパの育児へ
にほんブログ村