台湾基隆の旅を7つの想定外から考える クルーズ旅行の寄港地での過ごし方

クルーズ旅行が大好きになったかずさんです。

イタリア船 MSCスプレンディダ号は、大阪からのお客さんを乗せ、最初の寄港地「台湾・基隆」を目指し、いよいよ本格的な航路へと進んでいきます。

 貿易港:基隆

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いよいよ入港です

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輸出の拠点なんでしょうね。海からみると大迫力です。

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街並みが見えてきました

観光に最適解はない

唯一の海外寄港地であり、観光地としても有名な「台湾・基隆」は紛れもない、今回の旅行の最初にして最大のハイライトです。

 

丸一日の滞在とは言え、夜を挟んでいますので計画的な行動が重要になります。

多分効率を考えれば、クルーズ船が用意しているツアーに参加するのが一番なのでしょうね。

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観光バスが整然と並んでのお出迎えです。

自由に活動できる大人だけのパーティーの旅行プラン案

活動的に動くことができて、夜遅くまで楽しみたい方であれば、多分下記のスケジュールが良いのではないかと思います。

 

【一日目】

台北にバスで行っての観光。夜はゆっくり台北での夕食を堪能し、タクシーなどで帰船。

【二日目】

朝早く出発し(前日にバスの時刻表をチェック)、九分にバスで行ってゆっくり観光。バスでお昼までに基龍に戻り、夜市近辺で昼食

 

時間が限られていますから、目的を「はっきり」させなければなりません。

今回、下記の理由で上記のようなスケジュールは組みませんでした。

  • スケジュールを決めるお父さん(私)は台北には何度も来たことがある
  • 故宮博物館に行くほどの時間はなさそう
  • 子供がいるので夜遅くまでの外出は難しい
  • 有名な基隆廟口夜市に行ったことがなかったのでゆっくり回ってみたい
  • ジブリが大好きな子供的には九分には絶対に行っておきたい
  • マンゴーかき氷が食べたい

「子連れ」を考慮して計画したプラン案

【一日目】

 「基隆駅」から電車に乗って「瑞芳駅」に移動。そこからバスに乗って九分へ

観光して夜までに基隆に戻って基隆廟口夜市で夜ご飯

【二日目】

朝早く起きてバスで「台北駅」へ。龍山寺を参拝し、西門町の繁華街をめぐり、マンゴーかき氷を食べる。昼食後またバスで「基隆駅」に戻り、帰船

 

観光の前日まで最初に記載したようなスケジュールで行こうと思っていたのですが、変更することにしました。

台北から基隆まではバスで30~40分と書いてあります。

大人だけであれば朝7時前に起きて行くなんてこともできますが、なにせ子供がいますから、朝早く起きるのは不確定要素極まりない。

運よく8時に船を出られたとしても、「台北駅」に到着するのは朝の9時

乗船時間には遅れられないですから、余裕をみて「基隆駅」に帰ろうとすれば12時にはバスに乗らなければなりません。

 

最悪タクシーで帰れば良いわけですが、そこまで慌てた日程で、無理をする必要があるのだろうか? 

そもそも子供にとって、台北の有名なお寺も基隆にあるお寺も、外国のお寺という意味では変わらないのではないか?

子供にとって移動時間は苦痛でしかない。

という原則に立ち返りまして、二日目の予定を大幅変更

【二日目】
朝ゆっくり起きて「基隆駅」へ。朝食を食べた後は基隆の町を散策。どこかで台湾らしい昼食を食べて帰船。

 

これだけ考えたとしても想定外のことが起こるが旅行です。

それでは行ってみましょう。

7つの想定外

【想定外 その1】:電車に乗れない

「基隆駅」から電車に乗って「瑞芳駅」に移動しようと思っていたのですが、駅についたら切符を買う窓口がまさかの大混雑。

また電車の本数がめちゃめちゃ少ない。

「マジかっ!」

「何が?」

って嫁さんに心配そうに聞かれました。 

 

いかんいかん、海外で嫁さんや子供を不安にさせるわけには行きません。

予定通りだと言わんばかりに「タクシーに乗ろう!」と提案。

 

こんなこともあろうかと、基隆から九分までタクシーで行く値段なども調べていましたので自信があります。

往復1000台湾元 片道500台湾元 が相場のようでして。

みるからに怪しげなぼったくりのおっさんからの提案も、値段を聞いて無視。

運転手さんとの直接交渉です。

片道だと、九分で基隆へのお客を捕まえられる保証がないから、往復にしてくれと。

値段は1000台湾元。

相場の範囲内だなということで、おじさんのタクシーに乗ることにしました。

【想定外 その2】:九分観光は2時間限定

嫁さんと上の子は乗り物酔いが酷く、基隆から九分までバスで50分ほどかかることが心配で、電車とバスを組み合わせて行こうとしていました。

それがタクシーのみとなり、また現地のタクシーの運転は荒いとの評判でしたので心配だったのですが、その評判通りぶっとばして30分もかからずに到着。

代償として上の子は少し具合が悪くなってしまいました。

そんなこんなで現地に着くと、おじさんから300台湾元の請求が。

観光している間、タクシーを停めるので駐車料金がかかるとのこと。

「聞いてねーよ!」って日本語で言っても始まりません。

ボラれている訳でもありませんし、ここで揉めても何も得はしないので素直に支払いました。

でも問題はお金のことじゃないんですよね。

「2時間で戻ってきてください!!」

えっ、聞いてねーよ。

おーーーーーーい。ゆっくりできないやないかい!!!!

 

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結果、特に問題があったわけではないですが、時間が決まっているとのんびりできないのは日本人の性なのか。

残念な感じは否めませんでした。 

いいですね、終日航海日。台湾基隆までの距離がちょうどいい。

あっという間ですので、もう少し終日航海日があっても良いのではと思うくらいのこの感じ。

【想定外 その3】:順調すぎて、早い時間に夜市に到着

公共交通機関での乗り継ぎがタクシーになり、観光時間が限定されてしまったことで、予定が早く消化されて、想定よりかなり早い時間に基隆廟口夜市に到着。

まだ空いていないお店もありましたが、ゆっくり愉しむことができたので、それはそれでよかったのかな。

おかげでクルーズ船が用意してくれていたチャーターバスの動いている時間内に帰船することができました。

【想定外 その4】:下の子がキレイとは言い難い朝食屋さんに突撃

次の日の朝はゆっくり起きて、基隆の町を散策です。

お腹が空いていたので、コンビニエンスストアなど物色していたら、突然下の娘が町の朝食屋さんに入っていきました。

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混ぜご飯と油そばみたいなのと団子スープ

美味しかったです。

【想定外 その5】:基隆にあるお寺が想像以上だった

龍山寺に連れて行きたかったのですが、「基隆慶安宮」もいかにも中国のお寺っていう感じで素敵でした。

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翌日にいった沖縄の首里城とのつながりをとても強く感じました。

朱色を中心とした色使いは異文化そのもの。

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台湾と沖縄、昔からつながっていたんだなと、そして当時と同じように船で行き来したことがとてもうれしかったです。

また基隆廟口夜市の中心にある「奠濟宮」も雰囲気のある場所でした。

【想定外 その6】:マンゴーかき氷が食べられなかった

街を散策していた時もマンゴーかき氷のお店を見つけることは出来ず、基隆廟口夜市でもマンゴーの果実ののったかき氷は発見できませんでした。

代わりにフレッシュマンゴージュースを堪能。

【想定外 その7】:夜市なのにお昼も開いていた

街を散策していたら基隆廟口夜市に到着。

普通にお昼から開いているお店も多かったので、二日連続で食事をとりました。

とまぁ、完璧なスケジュールというわけではありませんでしたが、マンゴーかき氷以外の目的は達成しましたし、良かったんじゃないでしょうか。

今後、クルーズ船で台湾に行かれる方は増えるのではないかと思います。

 

今までは台北を中心に観光のアドバイスなどが書かれていることが多いのですが、これからは基隆を中心にする必要がありそうです。

失敗したことも含め、参考になればうれしいです。

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