高校生の時、夏休みの登校日を忘れて皆勤賞を逃したかずさんです。
小学校の時は少しいじめみたいなことを受けたこともありましたが、病気以外で学校を休むという発想にはならなかったんですよね。
昭和の文化が色濃く残る子ども時代でしたので、不登校と聞くとどうしても「親の育て方が良くなかったかな?」とかんがえてしまう自分がいます。
そんな自分にも、「不登校って誰でもになりえるんだな」ってということを知る機会が訪れました。
というのも、下の子の「学校に行きたくない!」が少し強くなったからなんです。
「まさか、自分の子供が不登校に!どうして?」
どうしたら良いのかがわからず、入院中の嫁さんに相談してみると、心当たりがあるというのです。
どうやら私は、子ども達について知らないことばかりだったようなんです。
◆不登校になる代表的な理由
◎環境の変化についていけない
◎担任の先生やクラスメートとの人間関係が原因
◎勉強がわからない、ついていけないことが原因
◎発達障害やHPSなどが原因
一般的には、不登校になる子どもは上記のような原因からなのだそうです。
ではうちの子どもはどうだったかと言いますと、
どうやら原因は、「隣のクラスの先生が怖い」でした。
自分が怒られたわけではないようなのですが、隣のクラスの友達が大声で怒られているのを何度か見ていて、怖くなってしまったみたいなんですね。
HPSの特性として、他人が怒られたりしたのを見て、自分のことのように感じてしまうといったことがあります。
今までの無知な私だったら
「隣のクラスのことだし、関係ないやん。何でそんなことで不登校??」
と思ってしまっていたでしょう。
しかし、HPSや発達障害について学んだ私は違いますよ。
そうか、ストレスが我慢の限界を上回ってしまったんだね。
と理解することができました。
娘が通っている学校は、廊下側に壁のない、オープンな校舎なんです。
ですので、隣の教室の声が筒抜け、これが悪い方向に行ってしまったみたいです。
もしかしたら、毎日怒鳴り声が隣の教室から聞こえ続けていたのかもしれませんね。
放置するわけにもいかないので、モンスターペアレントにならないように注意しながら、事実のみを学校に伝えました。
娘もしばらくは登校時間に行くことは出来ず、遅れて登校する日々が続きました。
学校側も副校長先生が遅れて登校したときに出迎えてくれたり、スクールカウンセラーの先生が話をしてくれたりと、様々な対応はしてくれたので、徐々に「学校に行きたくない」は収まっていきました。
◆親が取るべき行動
◎まずはしっかりと子どもの話を聞く
◎無理に登校させようとしない
◎好きなことをやらせる、無理に勉強させない
◎学校の先生やスクールカウンセラーと連携する
数日、学校を休むことはありましたが、遅刻はするけど一緒に登校することで、なんとか休まずに済んだのが大きかったですね。
保健室登校や学校以外の施設の力を借りるところまでは至らず、3週間くらいで通常登校できるようになりました。
嫁さんの入院でワンオペ育児になり、家事と仕事に追われる毎日。
そんな折の不登校騒動だったので、HPSのことを知らなければ、「大変な状況だってわかっているのに、なんでわがまま言ってるんだよ。」って思ってしまったはずです。
そして、状況をどんどん悪化させるだけだったと思います。
嫁さんはいつもいつも、先回りするかのように状況を見て、情報を収集して、いざというときのことを考えているんですよね。
不登校=怠け者 ではありません。
これからも子ども達は、ストレスと戦っていくことになるのでしょう。
親ができることはあたふたせずに、見守ってあげることですもんね。
子ども達の個性ですから、それぞれのペースで前に歩いていくお手伝いができるようになっていこうと思います。
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