いつのまにか、苦い食べ物が食べたいと思うようになるという大人の階段を登っていたかずさんです。
先日、スーパーに行ったら菜の花が売っていたので、思わず買ってしまいました。
何故だか、無性に食べたくなったのです。
本当は「菜の花のお浸し」が食べたかったのですが、うまく作れる自信がありません。
子ども達は嫌いなので、夕食に出すことはできません。
さて、昼食で何を作りましょう。
春になると菜の花が食べたくなる理由とは
明治時代の医師、石塚左玄が言った言葉、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「春苦み夏は酢の物秋辛味、冬は脂と合点して喰へ」
春には苦いものを食べることで、家に閉じこもりがちで代謝が悪くなった状態を解消し、溜まった老廃物を外に出して、健やかに春を迎えようという意味です。
春になり、活発に活動をする準備のために、体が自然に求めるんだとか。
本当に本能から発している欲求だとすると、人間も動物なんだなってことを感じずにはいられませんね。
菜の花に含まれる栄養価
春の野菜が苦いのは、暖かくなって活動を始める虫たちに食べられないようにという防衛の意味があるっていう説があるらしいですよ。
・カルシウム
・鉄分
・βカロテン⇒のどや鼻の粘膜を保ち、免疫力アップ⇒花粉症対策でしょうか。
・ビタミンE⇒抗酸化作用があり、老化予防
・ビタミンK⇒骨粗しょう症予防
・ビタミンB2⇒発育を助ける
・葉酸⇒細胞の生成を助ける
・ビタミンC⇒ストレス解消やコラーゲンの生成を担う
・イソシオチアネート⇒苦み成分の素。抗がん作用が期待できるとも言われる
・アルカロイド⇒新陳代謝を活発にしてデトックス
苦みが好きになるのは大人の階段という名の老い
子どもの頃って、ピーマンとか春菊とか、少し苦みを感じる食べ物が嫌いじゃなかったですか?
あれって、ちゃんとした科学的根拠があるみたいです。
その根拠というのは、食べ物の味を感じる味蕾(みらい)に起因しています。
この味蕾という細胞、年齢を重ねると減っていってしまうそうなんです。
おぎゃあと生まれた乳児の頃はおよそ1万個あるのに、成人になる頃には約7,500個と1/4も減少。
高齢になると約3,000~4,000個まで減ってしまうんですって。
年を重ねると味の好みが変わってくるのは、ちゃんと根拠があったんです。
また、子どもの頃は味に敏感である必要性もあります。
それは、生物的な本能として「苦味」を「食べたら危険な毒物が含まれている」という可能性を感じるからなんだそうです。
大人になると、経験として危険な食べものかどうかを判断できるために、衰えてしまっても良いんだとか。
大人になることで微妙な味わいがわかるようになるのではなく、逆に鈍感になっていたわけです。
大人の階段は登るんじゃなくて降りるでした。
悩んだ挙句にペペロンチーノにしてみた
菜の花って辛し和えがおいしいじゃないですか。
ってことは、辛みと相性が良いのではないかと考えて、ペペロンチーノにしてみました。
ペペロンチーノの作り方は、以前ご紹介したTOSHIさん流です。
菜の花はパスタと一緒に茹でちゃいました。
先に茎部分をいれて1分少々
葉の部分はさっと湯がく感じです。
私は固めが好きなのでさっとしか茹でなかったですが、お好みに合わせて調整してくださいね。
まとめ:おじさんはおじさんの愉しみ方がある!!
老化って言葉、嫌ですね。
でも、誰もが通る道。
だったら、楽しんだもん勝ちです。
この春は、健康のためにも、季節を愉しむ意味でも、菜の花を食べまくってやりますよ!!
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