子どもの頃、ラーメンは麺だけが良くて、具材が乗っているのが大っ嫌いだったかずさんです。
今では野菜炒めとかをもりもりに乗せて食べるのが大好きなのですが、子どもの頃はとにかく麺だけで食べるのが好きでしたね。
そう、正にこんな感じ。
この好みは下の子に遺伝しており、具材を乗せるのを嫌がります。
私のようにいつか好みが逆転するのかどうか、今から楽しみです。
そういえば味覚って年齢を重ねるごとに変わってきますよねぇ。
子どもの頃はとにかく薬味が大っ嫌いで、冷ややっこも醤油だけかけててベていた頃が自分でも信じられないくらい、今は生姜と葱をこれでもかというくらい乗っけて食べています。
子どもはだいたい、おおきくカテゴリーで分けた時の「苦み」が苦手です。
薬味だけでなく、野菜が嫌いな子ども達の多くは、この「苦み」が苦手なんですよね。
成長とともに味に対して敏感になってくることで、様々な「味わい」を理解できるようになってくる
って考えていたのですが、それが大きな間違いであるということを知ってしまいました。
真実は全くの逆です!!
食べ物の味を感じるのは「味蕾(みらい)」という細胞なのですが、実はこの「味蕾(みらい)」が、加齢によって減少するから「苦み」に耐性が出てくるようになるんだそうです。
まじかよ!また加齢かよ!!!
乳児はおよそ1万個あるのに対して、成人になると約7,500個、高齢になると約3,000~4,000個に減っていってしまうんですって。
野菜嫌いだったのに、大きくなって食べられるようになってえらいね
なんて言っていたのは大嘘だよ。
ただ単に年取ったから、苦みを感じにくくなってるだけやんか。
例えばピーマン、
「この苦みが美味しいんじゃないか、まだまだガキだなぁ」
なんていっちゃってますけどね、
子どもの舌には、大人が感じる何倍もの苦みをピーマンに感じるわけですよ。
ちなみに「苦味」を嫌うのは生物的な本能に由来しています。
つまり「苦味」を感じる必要性があるのは、「危険な毒物が含まれているかどうか」を判断する為であり、本質的には苦みを感じるものは食べちゃあかんのですよ。
もちろん、苦みを含むものの中には、健康に良い食べ物もありますよ。
でもそれは経験値が上がってきて、「これは安全だ」とわかってくるから大丈夫なのであって、経験値が低ければ食べちゃあかんのですわ。
ということはですよ、
子どもの頃、野菜嫌いであっても心配なし!!
偏食は親が甘やかした結果ではない!!
いずれ食べられるようになるから、その時を待つべし!!!
無理に食べさせて嫌いにさせちゃダメ!!!!
つうことですわ。
正に「目から鱗」じゃありませんか?
そう、野菜嫌いは「若さゆえ」の必然です。
親のせいではありません!!
またかよ、そーだよ、大人になって味覚が成長したわけじゃぁない
味覚が鈍感になったから食べられるんだよ!!
それがまごうことなき現実。
あぁ、「苦み」の美味しさは、
多大な犠牲の上に得ていたわけですなぁ。
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