とろろが大好き、かずさんです。
私は高校を卒業するまで名古屋で生まれ、育ちました。
名古屋⇒東京⇒宇都宮⇒札幌⇒東京
と移り住み、今は定住しています。
名古屋で刷り込まれた味覚は、どの土地に行っても消えることはありません。
たまに恋しくなる郷土の味。
独身時代に自炊を続けていた理由は「郷土料理が食べたいから」
首都東京はその気になれば、ほとんどの食べ物が食べられます。
「味噌煮込みうどん」はお店に行けば食べられますが、
「赤味噌で作った豚汁(ぶたじる)」
は自分で作らないと食べられないんですよ。
※ちなみに子供達にも何度か作ったのですが嫌がられました。
「ママの作った豚汁が食べたい!!」んだそうです。
そういえば先日、仕事で東京駅近辺に行ってきたのですが、丁度お昼時だったので「味噌カツ」を食べに「矢場とん」に行ってきました。
安定の味、「しゃびしゃびの味噌だれ」をかけるのがGOOD!!
※ちなみに「しゃびしゃび」とは多分名古屋方面の方言。
(水分が増えて)うすまる、うすくなる、水っぽい状態のことを指しており、
通常はマイナス面を表現することが多いのだが、 他に良い表現が見当たらず、
敢えてプラス面の表現で使用してみました。
そういえば最近出張先の新潟で食べた「タレかつ」にはまっておりまして。
カツがあっさり食べられるところに共通点を感じました。
でも、こういった郷土料理は本場の味ですからね。
一番困るのは先程記載したような、味噌汁とか蕎麦屋のつゆとか、どの場所にもある料理のベースの味。
よく「名古屋めし」の味は濃い!!と言われますが、多分あれ、みりん(味醂)の味がルーツです。
あまり知られていませんが、愛知県東部の三河地方は、醸造に適した水と温暖な気候に恵まれ、200余年の昔から、みりんの醸造が盛んに行われてきました。
現在でも、みりん業者数全国一を誇るみりん造りの本場です。
あぁ、確かに和食のレシピ見ると書いてあるよね。煮物に使う奴でしょ?
くらいのイメージしかないのではないかと思いますが、私にはこれが欠かせません。
醤油主体の味付けがされたモノを食べた時、「何か一味足りないな」と感じた原因を考えてみると、大体の場合「甘味」が足りない。
それも砂糖の甘さじゃない。あぁ、みりんか。
という結論に至りました。
ですので現在、私は家で蕎麦やうどんを食べる時は、市販のつゆに「ちょい足し」して郷土の味を楽しんでおります。
【用意するもの】
●薄めて使うタイプのめんつゆ
●三州三河みりん
●水
●氷
●陶器製の蕎麦猪口
価格:538円 |
【手順】
●陶器製の蕎麦猪口に水を1㎝ほど入れます。
そこに「みりん」を少し入れます(完全にお好みです)。
●レンジに入れて15秒ほど温め、アルコールを飛ばします
※秒数は機種によって違うので参考程度。湯気が出ていればOKとしましょう。
●蕎麦猪口に氷を入れて冷まします。
●蕎麦猪口にめんつゆと水をいれて味を調整します。
麺つゆが薄めて使うタイプじゃないと、温めてから氷で冷ますという方法が使えません。
最近は「創味のつゆ」一択です。
特に蕎麦は甘辛濃いめを少しつけて食べるのが私の中のBEST。
余談ですが、ととろ蕎麦が大好きなのですが、とろろで味が薄くなるので、この場合は特に濃いめに調整して使うのがMyBEST。
自分と一緒に子供たちに出す時も、たまーーーーにこの方法で作って「味の刷り込み」をしているのですが、結果はどうなるでしょうか。
子育てと料理は密接につながっていますね、という無理やりのまとめでしめさせていただきます。
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